勉強のプロが教える!勉強を計画的に進めるコツとは?

皆さんこんにちは!「もう少し計画的に勉強を進めれば試験に間に合ったのに」「もっと高いレベルの学校を受験できたのに」と後悔される親御さんの声を時々耳にします。

行きたい学校がある、模試前に成績を上げておきたいなどという時は、しっかりと計画を立てないとなかなかうまくいきません。

今回は専門家の見地から勉強を計画的に進めるコツについてご説明したいと思います。

勉強を計画的に進めるコツ

目標を立てる

目標のイメージ

目標は長期目標と短期目標を設定しましょう。長期目標は「高校受験に合格する」など大まかな目標を、短期目標は「今週中に数学の基本問題を完璧にする」など具体的な目標を設定します。

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一日の時間を確認しよう

時間のイメージ

計画を立てるにしても、がむしゃらに勉強の予定を入れてもあまり意味がありません。
とにかくぎゅうぎゅうにスケジュールを埋めている子供さんもいますが、結局スケジュールを達成できず体を壊してしまった子供さんもいました。自分の一日の勉強に宛てられる時間を把握しましょう。平日と休日、それぞれで把握するのが大切です。

そしてそれをベースにカレンダーとにらめっこをして時間的なスケジュールを考えていきます。
試験まであと一年あるのか、三カ月しかないのかによっても計画の仕方は変わってきます。
スケジュールを確認し、実質どれくらいの期間を勉強時間にあてられるのかを、なるべく具体的に把握しましょう。無理のないスケジュールを立てることが重要です。

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やり遂げるべき勉強内容とボリュームを決める

勉強のボリューム

次は、目標に合わせて、どの教科をどこまで勉強しなければならないかを具体的に決めます。
ここで大事なのが、勉強すべきボリュームを確定させるということです。

教科書一冊と言ってもどれくらいのレベルの問題が解けるまでなのかはっきりしません。
一番良いのは、この問題集一冊、参考書一冊など、勉強量が定まるように決めることです。
試験前の勉強なら、試験する教科の試験範囲に該当する問題をすべて解くなどと決めます。
本番の受験であれば、その受験校のレベルに合った問題集や参考書を選びます。

この時、あまり何冊も欲張って選んでもダメです。各教科で一冊選び、余裕があるならさらにレベルが高い応用編を買うのが良いでしょう。何冊も無理して解いたところで、あまり意味がありません。
勉強の仕方は人にもよりますが、まずは確実に一冊の問題集を解けるようにする方が良いです。自分に合った参考書、問題集を選ぶようにしてください。

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計画を完成させる

勉強計画

各教科一冊、または二冊の問題集や参考書を選んだら、スケジュールに当てはめていきましょう。一日2時間、3時間の勉強で出来るのは何ページと具体的に当てはめて、手帳やカレンダーに書き込んで行ってください。

できれば、具体的に何ページから何ページまでと計画を立てることで、ごまかしがきかずスケジュールを立てる効果が得られます。また、毎週土曜日は予備日などと決めておくと、終わらなかった勉強や苦手だったところを重点的に繰り返せますからおすすめです。

最初は1週間とか2週間だけスケジュールを立てて、実行してみてください。その上で、このスケジュールはきつすぎるな、または、もっとできるなと思ったら、次のスケジュールを調整して立てれば良いでしょう。

スケジュールはずれていくものですから、その都度修正しながら進めていきましょう。

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勉強計画のコツで注意したいポイント

実現不可能な目標・計画を立てない

計画スケジュールのイメージ

目標や計画を立てる際には、現実的な範囲内で設定することが重要です。あまりに高い目標や短期間での過剰な勉強計画は、逆にストレスを増やし、モチベーションを下げる原因になります。具体的で実現可能な目標を設定し、段階的に進めることが成功の鍵です。

休憩時間をしっかりとる

休憩時間中の学生のイメージ

連続して長時間勉強することは、集中力の低下や疲労の原因になります。適切な休憩時間を取ることで、脳や体のリフレッシュが図れ、学習効率が向上します。一般的には25分勉強して10分休憩する「ポモドーロテクニック」が効果的ですが、個人の集中力や体力に合わせて調整することも重要です。

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間に合いそうになければ早めに修正する

勉強している学生
計画は柔軟に対応することが成功の秘訣です。進捗が予定よりも遅れている場合や、予期せぬイベントが入った場合は、早めにスケジュールを見直し、修正することが重要です。焦らずに冷静に対応することで、最終的な目標達成に向けて効果的に進めることができます。

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勉強を計画的に進めるコツまとめ

笑顔の学生

勉強を計画的に進めるためのコツは、具体的な目標設定と柔軟なスケジュール管理です。長期目標と短期目標を明確にし、現実的な範囲で計画を立てることで、モチベーションを維持しつつ効率的に学習を進めることができます。適切な休憩を取りながら、計画が順調に進んでいるか定期的に確認し、必要に応じて修正を加えることも大切です。計画の柔軟性を保ちながら、着実に目標に向かって進んでいきましょう。