今度こそ成績アップ!もう失敗したくない人のための成績を上げる勉強法

親御さんは子どもさんのテストの結果が返ってくる度に「今度こそ成績アップさせたい」と思っていませんか?何度も悔しい思いをして、でも一向に成績は満足できるレベルまでの改善を見せない・・・。
少なくない方が「もう失敗したくない!」と思っているはずです。
ひょっとして以下のようなケースに当てはまってしまっていませんか?

1.つい不安で「勉強はしたのか?」と聞いてしまう
2. とりあえず決まった時間に勉強させるようにしている
3. とりあえず塾に通わせている

これらのケースでは、本当にお子さんの学習状況や理解度を把握することが難しく、勉強の質を見極めることができません。

信じるしかない現状

子供の勉強を見る母親

小学校の頃までは何とか教えられたけど、中学校の学習内容となると自分では手に負えない、もう忘れてしまって教えられない・・・誰だってそうです。

そうなるとどうしてもお子様だよりになり、とりあえず机に向かっている姿を信じるしかありません。それが1.2.の場合です。この方法はお子様にとっても不効率になりやすく、例えば宿題のドリルでわからないことがあった場合には「教科書を見返す」「授業でとったノートを見返す」などをすると思いますが、これだけでは本当に理解が深まることはありません。

教科書やノートは基本的な情報源であり、理解の基盤を築くためには重要ですが、それだけでは十分ではありません。例えば数学の問題であれば、自分で解いてみることが肝心です。答えを見ただけでは、本当に理解しているかどうか分かりませんし、実際の試験や応用問題には対応できません。

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今度こそ成績アップ!成績を上げる勉強法

学校で勉強している生徒

1.「まんべんなく」の勉強をしない!

多くの生徒がまんべんなく教わった範囲を復習することを重視していますが、これは復習の質が問題です。

まんべんなく教わった範囲を復習する、一見素晴らしいことのように思います。 しかし、まんべんなく復習するのは最低限の回数で大丈夫。ただ範囲を広くカバーするだけでは、実際に理解が深まることはありません。例えば、数学の場合、基本的な公式をただ覚えるだけでなく、その公式をどのように応用するかを理解することが重要です。不安な点を特定し、それに集中的に取り組むことで、効率的に理解を深めることができます。
この場合の復習はすべてを完璧に見直すことではなく、あくまで弱点を見つけるため、理解ができていないところを見つけるためだと強く意識してください。

注意ポイント

悪い例)Aさんはテスト前にテスト範囲を全て勉強したが、深い理解は得られなかった。
良い例)Aさんはテスト前にテスト範囲を見て、苦手な部分や理解が足りないと感じた箇所に重点を置いて集中的に学習した。例えば、因数分解の問題で具体的な手順を理解するために、教科書の例題を何度も解き、自分の解法が正しいか確かめた。

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2. 答えを暗記しない!

暗記するイメージ

これもやりがちですね。特に学校の先生が「テキストのこの部分は重要!」とかいった場合です。

これは逆効果どころかとんでもない悲劇を生むことにもなりかねません。というのはとりあえずテストは満足できていても、実際の受験や模試では爆死するケースがほとんどだからです。
人はクリアできたことはすぐに安心します。安心して忘れます。

その正解は本当の正解ですか?多くの生徒が答えを覚えることに焦点を当てがちですが、これは理解とは異なります。答えをただ暗記しても、その背景や応用方法が理解できなければ、実際の問題解決には役立ちません。例えば、歴史の出来事をただ覚えるだけでなく、その歴史的背景や影響を理解することが必要です。回答の丸暗記は本当に危険なのです。

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注意ポイント

悪い例)Bさんは重要な年号や出来事をメモし、それを単語暗記しました
良い例)Bさんは歴史の出来事を学ぶ際に、各出来事の背景やその時代の社会的な状況を理解しました。例えば、ある重要な歴史的な事件が発生する背景を知りたい場合は、歴史書や先生による指導を聞いてみたりします。

3. 弱点を意識する!

どこが弱点かのイメージ

常に弱点を意識することです。そしてその目を今習っていることだけでなく、過去にも広げてみてください。
勉強する際に自分の弱点を意識することは、成績を上げるために非常に重要です。ただし、このポイントでの注意点として、過去に学んだ内容を見直すことも重要です。

最近急に難しく感じるようになった科目はありませんか?その原因はもしかしたら以前に学んでいたことがうまく理解できていなかったのかもしれません。
たとえば、数学の場合、初等代数の基本的な概念を学び直し、それを応用して高度な問題に取り組むことが必要です。

また、大前提ですが、成績の伸びないタイプのお子様であれば、予習ではなく、復習をさせるべきです。

注意ポイント

悪い例)Cさんは現在学んでいる新しい単元に焦点を当て、以前の学習内容を無視した。
良い例)Cさんは現在の学習内容に加えて、過去の学習で理解が不十分だった部分を特定し、それらの基礎を再確認しました。例えば、因数分解の初歩的な理解を追求し、それを応用して複雑な多項式の因数分解問題に挑戦しました。

これらの注意点を意識することで、勉強の質を高め、効率的に成績を上げることができます。

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もう失敗したくない人のための成績を上げる勉強法まとめ

成績アップを実現した生徒

親御さんは子どもの成績向上に対して悔しさを感じていることでしょう。勉強の質を向上させるために、単に範囲を広くカバーするだけでなく、焦点を当てた学習を行うことが重要です。例えば、数学の公式を暗記するだけでなく、その応用方法を理解することが大切です。また、自分の弱点を見つけ、過去の学習内容を見直すことで、より深い理解を築くことが可能です。勉強法を見直し、効率よく学ぶことで、成績の向上につながる道が開けます。