ツァイガルニク効果とは?心理学を活用して勉強効率をカンタンUP!

皆さん、勉強を効率的に進める方法には何があるか気になりますよね?学校や部活、友人との時間、そして家庭での学習。日々の忙しさの中で、どうすれば勉強の効率を上げることができるか、考えるのは大変だと思います。でもこれを見れば大丈夫!

今回は、1つの心理学の概念、「ツァイガルニク効果」を使って、勉強効率をアップさせる方法をご紹介します。
ツァイガルニク効果を理解し、実践することで、勉強のやる気がアップし、成果を出しやすくなります。この記事では、ツァイガルニク効果の基本から具体的な活用方法、そしてそのメリットとデメリットについて詳しく解説します。さあ、一緒に勉強の効率を上げていきましょう!

ツァイガルニク効果とは?

続きが気になっている学生

ツァイガルニク効果とは、人は「完了した物事」よりも「未完了の物事」や「中断した物事」の方が記憶に残りやすいという心理現象を指します。

この効果は、ベルリン大学の心理学者クルト・レヴィンと、その教え子であったブルーマ・ツァイガルニクによって発見されました。彼らの実験では、被験者に次々と複数の作業を行わせ、途中で作業を中断させるという方法を取りました。その結果、被験者は中断された作業の方を強く記憶していることが分かりました。つまり、途中で邪魔が入って完了できなかった作業の方が、記憶に残りやすいということです。

この効果は、私たちの脳が未完了の事柄に対して強い関心を持ち、完了させたいという欲求を引き起こすことに基づいています。

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ツァイガルニク効果の例

では、ツァイガルニク効果がどのように日常生活に現れるのか、具体例をいくつか紹介します。

具体例1: テレビドラマ

テレビドラマのエピソードが絶妙なところで終了し、「次回へ続く」となることがあります。視聴者は物語の続きを知りたいという気持ちが強くなり、次のエピソードを見逃さないようにします。これはまさにツァイガルニク効果が働いている例です。未完了のストーリーが強く記憶に残り、続きを見たいという欲求が生まれます。

具体例2: パズル

パズルを途中でやめると、その未完成の状態が気になり続けます。完成させたいという気持ちが強くなり、時間を見つけては再び取り組むことになります。このように、未完成のタスクが頭に残るため、自然と再開したいというモチベーションが維持されます。

作りかけのパズル

具体例3: 勉強

学校の宿題やテスト勉強を途中で中断すると、その未完了の課題が気になり続けます。例えば、問題を半分解いたところで休憩を取ると、残りの問題が気になり、早く解いてしまいたいという気持ちが生まれます。これにより、勉強を再開する際に集中力が高まります。今回はこの勉強に焦点を当てて、ツァイガルニク効果で勉強効率を上げていく方法を見ていきましょう。

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ツァイガルニク効果で勉強効率を上げる

ツァイガルニク効果でやる気UPしている学生

では、このツァイガルニク効果をどのように勉強に活用すればよいのでしょうか。以下にいくつかの具体的な方法を紹介します。

中途半端な中断

勉強中に意図的に中途半端なところで中断を挟むことで、再開時の集中力を高めることができます。例えば、数学の問題集を解いているときに、あえてキリのいいところで終わるのではなく、難しい問題の途中などキリの悪いところで休憩を取ることで、休憩後にその問題を解くための意欲が自然と高まります。

時間を区切る

また強制的に時間を区切るという方法もおすすめ。例えばタイマーなどを設定して勉強し、どんなに中途半端なところであっても25分勉強したら強制的に5分休憩を取るなどの方法も効果的です。

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ツァイガルニク効果の具体的な応用

数学の場合

例えば数学のテストなどで解けなかった問題が解けたものよりも強く記憶に残ったという経験はないでしょうか?解けなかったことが心残りとなり、その問題を解決するために試験後すぐにノートや教科書を見直して勉強したという人は多いのではないでしょうか。これもツァイガルニク効果の一つです。この学習過程で関連する知識や解き方を習得することにつながり、結果的に学習効果が高まります。

数学の勉強に活用する方法として、問題解決のプロセスを中断することでツァイガルニク効果を生かせます。具体的には問題を解き終わって答え合わせをする前に一度休憩し、その後に答え合わせを行うことで、解答の答え合わせだけでなく、新たな問題への挑戦意欲も高めることができます。また、新しい問題に取り組み始めて解法を考えるタイミングでも、一度考えた解法を置いておいて休憩することで、解答へのモチベーションを保ちつつ、解法の練り直しや新たなアイデアの発見を促すことができます。

数学に意欲的な女子学生のイメージ

教科書を読む

国語や社会の歴史など、教科書の内容理解が基礎になる科目でもツァイガルニク効果は活用できます。具体的には、キリのいいところまで読んで終わるのではなく、次の章まで軽く見ておくこと。その中途半端な状態が、次の章の内容が気になって、休憩明けには次の章の内容が頭に入りやすい状態に脳がスタンバイしてくれているのです。

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ツァイガルニク効果のメリット

ツァイガルニク効果を活用することで得られるメリットは多岐にわたります。ここでは、その中でも特に重要なものを紹介します。

モチベーションアップ

ツァイガルニク効果は未完了のタスクに対する興味や関心を高めるため、勉強のモチベーションを維持するのに非常に有効です。途中で中断したタスクが気になり、早く終わらせたいという気持ちが自然と生まれるため、勉強を続けやすくなります。

モチベーションアップした女子中学生

集中力の向上

勉強や仕事のタスクを分割し、計画的に中断を挟むことで、集中力が維持されやすくなります。これにより、短時間でより多くの作業を効率的に行うことができ、生産性が向上します。また、集中力が続かない状態でダラダラと勉強するよりも、短時間でも集中して取り組むことで、学習効果が高まります。

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ツァイガルニク効果のデメリット

しかし、ツァイガルニク効果にはデメリットもあります。注意しなければ、逆効果になる可能性もあるため、その点についても理解しておくことが重要です。

ストレスが増える可能性

未完了のタスクが多すぎると、常に「やらなければならないこと」が頭に浮かび、ストレスが増える可能性があります。特に多忙な学生の場合、タスクが山積みになることでプレッシャーを感じやすくなり、精神的な負担が増してしまうことがあります。

ストレスが増えてしまった男子中学生

焦りや不安

ツァイガルニク効果が強く働きすぎると、たとえ休憩中であっても常に未完了のタスクが気になってしまい、知らず知らずのうちにストレスや疲労が溜まってしまうことがあります。これにより、焦りや不安が増し、かえって集中力が低下する可能性があります。そのため、計画的な休憩とリラックスの時間も大切にすることが必要です。

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ツァイガルニク効果のまとめ

ツァイガルニク効果を発揮している学生

ツァイガルニク効果を理解し、うまく活用することで、勉強の効率を上げることができます。未完了のタスクが頭に残ることで、自然と集中力が高まり、学習意欲も向上します。しかし、過度に未完了のタスクを残すとストレスや不安が増えるリスクもあるため、適度なバランスを保つことが重要です。

計画的に中断を挟みながら、短時間でも集中して勉強に取り組むことで、効率的に学習を進めることができます。忙しい学生生活の中で、ぜひツァイガルニク効果を活用して、勉強の質を向上させてみてください。