勉強の習慣化には目標が大事!学習面の目標設定と立て方のコツは?

勉強を習慣化することは、多くの学生さんが悩んでいる所だと思います。特に高校入試や大学入試を控えた受験生にとって、日々の勉強習慣を確立することは合格への大きなステップの第一歩となります。

しかし、ただ漠然と勉強を続けるだけでは、モチベーションを維持するのは困難です。モチベーション維持の鍵となるのが「目標設定」です。正しい目標設定を行うことで、学習の方向性が定まり、やる気を持続させることができます。

本記事では、効果的な目標設定の方法と、そのあとの具体的なステップについても詳しく解説していきます!さぁ、目標達成の第一歩を一緒に踏み出していきましょう!

勉強の習慣化が身につかないのは「目標設定」ができていないから

「目標設定」ができておらずモチベーションが上がらない学生

高校入試や大学入試に挑む学生の皆さんにとって、勉強の習慣化は成功への鍵となります。しかし、多くの人がこの習慣を身につけるのに苦労しているのも事実です。
勉強を習慣化するのはなぜ難しいのでしょうか?

その理由の一つは、明確な目標設定ができていないことです。目標がないと、勉強の意義や目的が曖昧になり、やる気が続かなくなります。目標設定は、学習の方向性を定め、モチベーションを維持するために非常に重要です。

「目標?志望校に合格することに決まってるじゃん!」そう思う人もいるかもしれません。しかし、実はそれだけでは十分な目標設定とは言えません。

目標を明確に設定することで、モチベーションを維持しやすくなり、勉強の質と量を向上させることができます。以下から詳しく解説していきます。

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目標は3種類作ってモチベーションを維持

モチベーションの高い女子学生

モチベーションを維持して、勉強の習慣化を実現するためには、3種類の目標を決めていきましょう。
具体的には大きな目標(大目標)、それを達成した後のイメージ、そして小さな目標(小目標)の3種類を設けることが効果的です。

1. 大目標(何を達成したいか)

大目標は長期的な視点で達成したいことを指します。具体例として、「希望する大学に合格する」や「英語の偏差値を70にする」などがあります。まぁいわゆる多くの人がイメージする「目標」が大目標です。大目標はモチベーションの源であり、自分が何を目指しているのかを常に意識させてくれます。

目標は紙に書き出しましょう。自分はもちろん、誰もが見える位置に紙を貼りだすと、モチベーションアップにもなります。また、家族や友人に進捗状況や短期・長期目標を共有するのも効果的です。「今何のために何の勉強をしているのか」を話すことで、自分の頭の中も整理されます。近くに共有できる人がいなければSNSやブログで整理するのもひとつの手だと言えます。

2. 大目標を達成した後のイメージ(なりたい自分の姿や未来像)

なりたい将来の自分

大目標を達成した後のイメージを具体的に描くことも重要です。例えば、「希望する大学に入学して、好きな分野を学び、将来は〇〇の職業に就いている」という具体的な未来像やなりたい姿うを具体的に思い浮かべることで、日々の努力が将来の自分にどうつながるのかを明確に意識でき、モチベーションが維持しやすくなります。
やはり目の前の勉強がどう将来に結びつくか、関連したイメージが湧かなければ、モチベーションどころか勉強する意味すら見失ってしまいますよね。

大事なのは「大目標を実現した結果、自分はどうなるのか、大目標を実現することが将来にどう結びつくのか」という「大目標の先」をイメージすることです。

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3. 大目標を達成するための小目標(目に見える範囲、手が届く範囲で短期的な目標)

ここが最も大事なポイントですが、大目標を達成するための、小さな目標を設定することが必要になります。これにより、段階的に目標に近づくことができます。

小目標は、簡単に言うと、最終的な目標達成のための通過ポイントです。ゴールへと向かうためには、自分の実力と目指す目標とのギャップを分析し、道筋を明らかにする必要があります。遠すぎる目標はやる気をそいでしまうことにもなりかねません。目に見える範囲、手が届く範囲で短期的な目標を設定することが大切です。

具体例として、「毎日英単語を30個覚える」、「週に一度模試を受ける」、「1ヶ月で数学の問題集を1冊終わらせる」などがあります。小目標のポイントはできるだけ具体的であること。勉強時間であれば日々何時間勉強するのか、テキストであれば何ページ、どの単元まで終わらせるのかなどです。小目標はもちろん日々これをやるといったものでもいいのですが、一週間ごとの目標がおすすめ。

一週目はこれをやる、二週目はこれをやるといった小目標を決めて、その目標達成のために必要なプロセスを日々の学習計画の中に落とし込んでいきましょう。

勉強計画が計画倒れになる人はこの小目標の設定が甘いか、または全く設定できておらず、勉強を続けていく内に「これは何の意味があるのだろう?」「他の教科や単元をやった方がいいのではないか」という迷いが生まれてしまい、目標に対して計画がぶれてしまうのです。

小目標を達成することで成功体験を積み重ね、自分への自信を深めることができます。小目標の達成を通してこれを繰り返すことで、モチベーションを維持しやすくなります。

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大目標の立て方

目標を指さす少年

今まで見てきたように、大目標は一般的に人が思う「目標」です。ほとんどの人は目標ありきで計画を立てると思うので、大目標の立て方というのは少しナンセンスな気がしますが、それでもに目標設定に当たって気を付けるポイントはいくつかあります。

大目標を立てる際には、自分の夢や希望を具体的に考えることが大切です。将来の職業や興味のある分野をイメージし、それに関連する目標を設定しましょう。また、自分の強みや弱みを分析し、達成可能な現実的な目標を設定することが重要です。大目標は、あなたの学習の指針となり、日々の努力の方向性を決定づけます。

これを読んでいる人にとって今の時点での大目標は「志望校に合格する」ことが多いかもしれません。そのためにはいつまでに模試で何点取れるレベルにあればいいか等、比較的具体的に到達すべきポイントは明らかだと言えます。

ただ、この先、入試以外のことが大目標になる事もあるでしょう。その時に押さえておきたい目標設定のポイントがあります。

SMARTの法則

大目標を設定する際には、SMARTの法則(Specific, Measurable, Achievable, Relevant, Time-bound)を活用することが推奨されます。

  • Specific(具体的であること): 目標は具体的で明確な内容にしましょう。曖昧な目標ではなく、「○○大学の△△学部に合格する」など、具体的な内容を設定します。
  • Measurable(測定可能であること): 目標は数値で測定可能な形にします。例えば、「偏差値を70にする」や「英語の模試で90点以上を取る」など、達成度を測れるようにします。
  • Achievable(達成可能であること): 現実的に達成可能な目標を設定します。無理な目標は挫折する原因となるため、自分の実力や状況を考慮して設定するようにしましょう。
  • Relevant(関連性があること): 目標は自分の将来の希望や夢に関連していることが重要です。自分が本当に達成したいことに関連する目標を設定します。
  • Time-bound(期限があること): 目標には明確な期限を設けます。「1年以内に」「次の模試までに」など、期限を設定することで、計画的に進めることができます。例えば入試であれば期限はすでに決まっていますよね。

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小目標の立て方

時間で区切っていくイメージ

さてここからが大切です。小目標をどう立てていくのかです。小目標でつまづいてばかりいたら大目標の達成以前にやる気がなくなってしまうことでしょう。

小目標の具体的な立て方は以下を見ていきましょう。

1. 模試や検定試験などで自分の実力を知る

まずは模試や検定試験の結果を見返して、自分の現在の実力を把握しましょう。これにより、どの分野に弱点があるのかを明確にし、克服するべきポイントが見えてきます。過去問を解くことで、試験の傾向や自分の苦手分野を知ることも大切です。

2. 目指す目標と期間を書き出し、そのギャップと残された時間を確認する

カレンダー

先にも述べたように大目標とその達成期限を明確に設定し、常に目に見える場所に掲示しておきましょう。自分の現在の実力と目標とのギャップを確認し、どの分野をどれだけ強化する必要があるのかを把握します。また、残された期間を考慮し、1日、1週間、1ヶ月ごとの小目標を具体的に設定しましょう。

3. まずは1日単位の勉強量を概算する

1日で達成すべき勉強量を具体的に計算します。これにより、毎日の勉強が計画的に進みます。今日中に行うべき教材や問題集を前もって準備し、1日の目標を達成したらカレンダーや手帳に記録することで、成果を視覚的に確認でき、モチベーションを維持しやすくなります。

4. 1週間程度で達成可能な目標を立てる

1日単位の目標に加えて、1週間単位の目標も設定します。ここでは、勉強量だけでなく、具体的な成果を目標に掲げましょう。例えば、「数学のテストで80点以上取る」、「英単語のテストで90%の正答率を達成する」など、具体的な数字を目標にすると効果的です。

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目標設定をする上での注意

目標までの時間のイメージ

目標設定を行う際には、以下の点に注意することが重要です。

達成不可能な目標・計画にしない

現実的に達成可能な目標を設定しましょう。あまりに高すぎる目標は、達成できないことで挫折感を味わい、モチベーションを下げてしまいます。自分の実力や状況を冷静に分析し、無理のない範囲で挑戦することが大切です。

計画には余裕を持たせる

往々にして計画がそのまま順調に進んでいったという人は少ないのではないでしょうか?大なり小なり計画にはハプニングがつきものです。

そのためにも計画には余裕を持たせ、突発的な出来事や体調不良にも対応できるようにしましょう。ぎりぎりのスケジュールでは、予定が狂ったときに対応できず、ストレスが溜まる原因になります。適度な余裕を持つことで、計画通りに進まなかった場合でも柔軟に対応できます。

休憩時間も大事にする

休憩をしっかりと取り入れることも重要です。集中力を持続させるためには、適度な休息も必要です。頑張る時間と休憩時間のバランスを大事にして、脳が疲れた状態で長時間勉強することの無いようにしましょう。休憩時間も目標達成のためには必要なことです。

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まとめ

目標に向かって頑張る学生

目標設定が勉強の習慣化に与える影響は計り知れません。大目標を明確にし、その達成後の未来像を描き、段階的な小目標を設定することが大切になります。

目標設定は勉強の成功に不可欠な要素です。大きな夢や目標を持つことで、日々の努力が意味を持ち、やる気を維持することができます。自分の目指す未来を明確にイメージし、小さなステップに分解して目標に近づいていきましょう。大目標を達成する喜びと、その先に待つ未来の自分を信じて、努力を惜しまず前進してください。

その過程で成功体験を積み重ね、自分への自信を深めることが、最終的な目標達成に繋がるのです。勉強の習慣化に苦労している皆さんも、目標設定の重要性を理解し、自分に合った計画を立ててみてください。成功への第一歩は、明確な目標設定から始まります!目標実現に向けて、頑張っていきましょう!