ノートの取り方が上手な子って、自宅学習もスムーズに進むんです。字の綺麗さじゃなくて、情報をうまくまとめる力が高いと、復習も効率的にできて、勉強もグッと身につきやすくなるんです。
黒板の文字をただ書き写しているだけだと、先生の大事な話を聞き逃しちゃうことがあります。書かなきゃ!ということで頭がいっぱいになって、あとからノートを見返してみると整理されていなかったり、何が言いたいのかいまいちわからない内容になってしまっていたという経験は誰にも心当たりがあるのではないでしょうか?
このように、ノートの取り方はとても重要でテストの点数にも影響してしまいます。だからこそ、早いうちに効率的なノートの取り方を身につけることが必要になっていきます。
本記事では、効率的なノートの取り方として「コーネルメソッドノート」と「付箋ノート勉強法」を紹介します。そのやり方やメリット、注意点を詳しく解説します。この記事を読めば、ノートを取るのが楽しくなり、勉強の効率もアップしますよ。続きを読んで、効果的なノート術をマスターしましょう!
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効率的なノートの取り方
コーネルメソッドノート
コーネルメソッドノート(コーネル式ノート術)は、ノートを取る際に非常に有効な方法で、東大生もやっているノート術として話題になりました。この方法は、ノートを3つの部分に分けて記述することが特徴です。
右側の欄
この部分には、授業中に聞いた内容や説明を書きます。ここはメインのノート部分で、黒板に書かれたことや先生の口述を記録します。
気を付けることとして、ダラダラ書くのはやめましょう。見返すときに見づらくなります。文章ではなく箇条書きの形式にするなどして、簡潔に書くようにしましょう。見返したときに見やすくなることを意識してください。見づらいノートだと勉強のやる気まで削がれてしまいます。
また簡潔に書くことは授業中にノートをとる労力をそれだけ削減できることも意味しています。よくノートをとることに追われて、肝心の先生の話を十分に聞けていなかったという生徒さんがいますが、簡潔に書くことで、授業に集中する余裕も生み出すことができます。
左側の欄
この部分には、後で思い出すためのキーワードや質問を書きます。ここで書くべきキーワードはまずは授業中に登場した重要なキーワード。また、物事が次に移行したときにポイントとなったキーワードです。仮に「AがCになった」という事実があるとして、そこにはAがCになるポイントとなったBの出来事があるはずです。
例えば「徳川家康(A)が江戸幕府を開いた(C)」という事実があった場合、授業中でポイントになりやすいのは「関ケ原の戦い」ではないでしょうか。この場合、左側の欄に「関ケ原の戦いとは?」とキーワードを書いておきます。それによって「「徳川家康」の率いる東軍が「石田三成」の率いる西軍に勝ち、天下統一し江戸幕府を開いた」という答えが連想できるようになります。このように授業中に重要な点や質問が浮かんだ場合、この欄にメモしておくことで、後で復習する際に役立ちます。
下部の欄
この部分には、授業が終わった後に要約を書きます。要約を書くことで、ノート全体を見返す際に、短時間で内容を復習できるようになります。要約が書けるという事は頭の中で情報が整理されているという事です。ここを難なく書けるようになるためにも、右側の欄は分かりやすく書いておくようにしましょう。
下部の欄を書いていくことでアウトプットとして記憶の定着を促すとともに、復習する際に下部の欄を見ていくようにすると、「そのページには何が書いてあるのか」が一目瞭然となり復習効率もアップします。
コーネルメソッドノートを使うことで、効率的に情報を整理し、後で見返したときに理解しやすくなります。これにより、復習の時間が短縮され、学習効果が向上します。
ほかにも効率的なノートの取り方には様々なものがあります。
最近では東大現役合格者のノートを集めた書籍などを購入することも可能となっているため、どのようなノートが勉強に適していて特徴があるのか参考にしてみるのもいいかもしれませんね。
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付箋ノート
また、これもコーネルメソッドノート的な要素を持つノート術ですが、「付箋ノート」というやり方も有ります。
付箋ノートとはノートを台紙代わりにして、本来ノートに書くべき内容を付箋に書いてノートに貼っていくノート術のことです。