達成感が癖になる!ボールペンを使い切る勉強法のススメ

皆さんは勉強する際の筆記用具は何を使っていますか?
勉強方法には様々なアプローチがありますが、その中でも特に注目されているのが「ボールペン勉強法」です。
やり方はとても簡単で、普段の勉強に鉛筆やシャープペンシルではなくてボールペンを使うだけ。
実はボールペンを使うことで得られるメリットがたくさんあります。今回は、そのボールペン勉強法について詳しく解説し、その利点や効果的な活用法をご紹介!
少しでも成績を伸ばしたい、カンタンなやり方で点数を上げたいと考えている学生の方は必見です!

ボールペン勉強法とは

ボールペン勉強法とは、勉強に鉛筆やシャープペンシルではなくてボールペンを使う勉強法のこと。
驚くことに、東大の学生の約7割がボールペンを使って勉強しているというデータがあります。彼らがなぜボールペンを選ぶのか、その理由には多くの利点が隠されています。以下でそのメリットを一つ一つ見ていきましょう。

関連記事:テスト前なのにやる気が出ない!勉強のやる気を生み出す3つのヒント

ボールペン勉強法のメリット

ボールペンで勉強する学生

1.考えた痕が残る

ボールペンは鉛筆やシャープペンシルと違って消しゴムで消すことができません。(最近登場した消せるボールペンのことはいったん忘れてください。)
これは例えば数学など思考力が問われる科目の時には、考えた痕がきちんと残せるという利点があります。

数学でやりがちなミスは「答えの数字を覚えてしまうこと」。答えそのものを覚えてしまっては何の意味もありませんね。
本当に覚えるべきは「どう考えるのが正しかったのか」という部分。 ボールペンだとこの部分がしっかり残るので、自分の考え方のミスに気づきやすくなります。
当然、考え方がしっかりしていればほとんど間違えることはありません。

2.緊張感が生まれる

しつこいようですが、ボールペンは消すことができません。そのため、書き間違えないようにしようとする緊張感が生まれます。
先ほど「ほとんど間違えることはありません。」と書きました。ほとんど、というのは計算ミスやケアレスミスが起こりうるから。
しかしながら、緊張感をもって勉強に取り組めば、計算ミスやケアレスミスを減らすことができます。そのような利点もボールペン勉強法にはあります。

関連記事:数学のケアレスミスをなくすには?原因と対策をプロが解説

3.疲れにくい

ボールペンは先が丸くインクの滑りが良いので、シャーペンや鉛筆に比べて書きやすく、その分疲れにくくなります。特に鉛筆と比較した場合、書き味が変わることもないので、各段に書き心地も良くなります。

4.集中力が持続しやすい

ボールペンを使う人

シャーペンや鉛筆では必然的に「消す」という作業が発生します。 この作業のデメリットは集中力が途切れやすいということがあります。 具体的にはシャーペンから消しゴムに持ち替えた時に集中力が途切れやすいのです。
この作業だけは勉強に直結する行為ではないからかと思いますが、ボールペン学習であれば消す必要がないのでこのようなことが起きることはなくなります。
また、消すという行為が無くなることから、その分の時間効率も向上します。

関連記事:勉強中に音楽を聴くのはアリ?やる気と集中力アップに効果的な音楽と、選ぶときの注意点

5.どれだけ勉強したかがひと目でわかる

勉強の量を時間で測る人も多いかと思います。しかし、一時間ずっと勉強に集中していられる人は小学生・中学生ではまだ難しい人も多いのではないでしょうか。 学校の授業時間を考えるとわかりますね。小中学生の授業時間はおおむね1時間以内に設定されているはずです。 本当に適切なのは勉強の量を時間ではなくて勉強の内容で測ることです。例えば「今日は頑張ってこの内容を終わらせよう」などです。
勉強の内容を図る目安としてボールペンのインクの残量もまた効果的です。 書かないことにはインクは減らないのですから。

どんなボールペンを使えばいい?ボールペン選びのポイント

ボールペンを握る手

書きやすさ

まず、書きやすさが重要です。滑らかに書けるボールペンを選ぶことで、長時間の勉強でも手が疲れにくくなります。インクがスムーズに出るボールペンを選びましょう。あまりに安いボールペーンだと書き心地が悪く、インクも詰まりやすいため、注意が必要です。

持ちやすさ

次に、持ちやすさです。自分の手に合った太さや形状のボールペンを選ぶことで、長時間使用しても手が疲れにくくなります。
おすすめは太めのグリップのボールペン。あまりに細すぎると使ううちに段々疲れて来るので注意が必要です。また、グリップ部分が滑りにくい素材でできているものもおすすめです。

関連記事:勉強には色も重要!やる気が出る色、集中力を無くす色とは?

線の太さ

ボールペンの芯の太さの違いも大事なポイントです。芯が太いボールペンは、しっかりした文字が安定して書けるので、「書いて覚える」ための勉強や、数学の計算式や英語の文章を書くときに適しています。一方、芯が細いボールペンは小さい文字が書きやすいので、複雑な漢字を書いたり、暗記する内容を一枚の紙にたくさん書き込むときに向いています。ただし、芯が細いと紙に引っかかる感じが強くなるので、目的に合わせて使い分けることが大切です。

インクの種類

様々な種類のボールペン

ボールペンのインクの種類も大切です。主なインクの種類には以下があります。

油性インク
油性インクは耐水性が高く、書いた文字がにじみにくいという特徴があります。また、インクが乾きやすく、時間が経っても文字が消えにくい点も優れています。ただし、書き心地がやや重く滑らかさに欠ける場合があり、紙に浸透しやすいため裏写りすることがある点がデメリットです。

水性インク
水性インクは水をベースにしているため、滑らかで軽い書き心地が特徴です。長時間の筆記でも手が疲れにくく、色合いも鮮やかな点が魅力です。ただし、水に弱く、濡れると文字がにじんだり消えたりするリスクがあります。また、紙の種類によっては裏写りしやすいこともあります。速乾性は油性インクに劣りますが、紙に吸収されやすいため乾くのは比較的早いです。

ジェルインク
ジェルインクは、ゲル状のインクを使用しており、水性インクと油性インクの長所を兼ね備えています。非常に滑らかで軽い書き心地が特徴で、鮮やかで明るい発色も魅力です。速乾性が高くにじみにくい一方で、水性インクよりは耐水性が高いものの、完全に水に強いわけではありません。また、長期間使用してもインクが劣化しにくく、紙の種類や厚さによっては油性インクよりも裏写りしにくい点も優れています。

上記が代表的な3種類ですが、おすすめはジェルインクです。耐水性に優れ、滲みにくく乾きやすいという特徴があります。唯一の欠点としてはインクの減りが比較的早いこと。しかし、逆に言えば減りが分かりやすいという事で、ボールペン勉強法には向いているかもしれません。

関連記事:色を意識して勉強の効率アップ!勉強に効果のある色・疲れやすい色とは?

インクの残量が見えるか

インクの残量が見える透明な筒のボールペンを選ぶと、インクの残量が一目でわかります。これにより、どれだけ勉強したかを目で確認することができ、達成感を感じやすくなります。

ボールペン勉強法のまとめ

ボールペン学習により成績アップを目指す学生

いかがだったでしょうか。ボールペン勉強法は、考えた痕が残る、緊張感が生まれる、集中力が持続しやすい、どれだけ勉強したかがひと目でわかるなど、多くのメリットがあります。これらのメリットを活かして、勉強効率を高めることができるでしょう。家での勉強だけでもボールペンに切り替えてみるのもいいかもしれませんね。自分に合ったボールペンを見つけて、より効果的な勉強方法を取り入れてみてください。