我が子を”できる子”に変える!プロ家庭教師が教える夏休みの時間管理術と学習サポート

こんにちは!暑い日が続きますが、体調はお変わりないでしょうか?
さて、お子様にとってはテストも終わり、夏休みが目前の時期ですね。

夏休み、もちろん学校からの課題も多く出ているかと思うのですが、長期休みの時期は自分の弱点を克服するまたとないチャンスでもあります。暑さと学校の無いタイミングも相まってダラダラしてしまいがちかもしれませんが、ここで頑張って新学期に逆転できるようにしていきましょう!
ここではお子様の学校課題に加えて、+αの勉強まで含めた親御さんのサポートの方法をご紹介します。毎年夏休みの最後にあわてて宿題を終わらせているお子様の保護者の方は必見です!

夏休みの学校課題をしっかり終わらせるには

お子様の課題内容を把握する

 

保護者の方の関わりは、お子様が低学年になればなるほど大切になってきます。小学校高学年から中学生にかけてはお子様の自主性にある程度任せても大丈夫かもしれませんが、お子様が低学年の場合は、保護者の方がお子様の宿題の内容を把握し、お子様とともに課題計画を作っていきましょう。

低学年のお子様の宿題内容であれば、保護者の方も教えていくことができる部分も多いのではないでしょうか。分からない問題に長く取り組んでいるとお子様の勉強へのモチベーションも下がってしまうので、そういった場合は積極的にサポートするようにしましょう。

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勉強時間はお子様に任せてみる

逆に中学生になると部活や友人関係など交友関係も広がっていきますので、一日のうちどの時間帯で勉強するか、勉強を休む日はいつにするかはお子様に決めさせるようにしてください。
スマートフォンやゲームなどの誘惑も大きいかもしれませんが、そういう場合は「まずは5分だけ頑張ろうか」等の小さな目標の声掛けから始めるのがおすすめです。
頭ごなしに「勉強しなさい!」では、かえってお子様を勉強嫌いにしてしまう場合もあります。

小学校高学年や中学生の勉強内容だと、保護者の方が教えるのは難しいかもしれません。であればお子様が勉強に集中しやすい学習環境を作ることをサポートするのも有効です。
(参考:お子様に勉強のやる気を出させる!ご家庭での上手なサポート法とは?

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夏休みには弱点克服もしなければもったいない!

せっかくの夏休みは、みんなが同じ内容である学校の課題だけでなく、自分だけの苦手や弱点の補強もしっかりやっておきましょう。期末テストやその前のテストの結果からできていない部分をピックアップし、計画を立てて復習の時間も作っていきましょう。

受験生にとっての夏休みの重要性

特に受験生にとって、夏休みは非常に重要な時期です。例えば、中学3年生の場合、夏休み明けから高校受験に向けて一気に加速していきます。9月以降は文化祭、中間・期末テストなどの学校行事が目白押しで、落ち着いて勉強に取り組む時間が限られてきます。

さらに、冬休みは年末年始を挟むため、実質的な学習時間は夏休みほど確保できません。そして1月、2月に入ると入試直前期。この時期は焦っても新しいことを学ぶ余裕はなく、これまでの総復習に時間を割くことになります。

つまり、夏休みこそが苦手科目を克服し、得意科目をさらに伸ばす最後の大きなチャンスなのです。

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英語と数学の重要性

特に英語や数学は、基礎から応用まで段階的に学んでいく科目です。例えば、中学1年生で学ぶ「正の数・負の数」や「文字式」は、2年生の「方程式」、3年生の「2次方程式」を解く上で欠かせない基礎知識です。これらの基礎がしっかりと身についていないと、応用問題に取り組む際に大きな壁にぶつかることになります。

英語も同様です。中学1年生で学ぶ「be動詞」や「一般動詞」の概念が理解できていないと、2年生で学ぶ「助動詞」や3年生の「関係代名詞」などの複雑な文法事項を理解するのが難しくなります。

例えば、こんな具体例が考えられます。数学で「2次関数」を学ぶ際、「1次関数」の知識が不十分だと、グラフの描き方や性質の理解に苦労します。英語では、「I have been to Tokyo」という現在完了形の文を理解するには、「have+過去分詞」の形や、現在完了の概念をしっかり押さえている必要があります。

このように、英語と数学は積み重ねの学習が特に重要な科目です。どこかでつまずいてしまうと、そこから先の内容理解が難しくなり、結果として苦手意識を持ってしまいがちです。

夏休みは、こうした基礎的な部分を丁寧に復習し、理解を深める絶好の機会です。例えば、1年生の教科書に戻って基礎からやり直したり、苦手な単元に特化した問題集に取り組んだりするのも効果的です。また、オンライン学習サービスや地域の学習支援センターなどを利用して、自分のペースで基礎から学び直すのも良い方法です。

保護者の方々には、お子さんの現状をよく把握し、どの部分に躓きがあるのかを一緒に考えていただきたいと思います。そして、夏休みという貴重な時間を有効活用して、苦手を克服し、得意を伸ばす手助けをしていただければと思います。

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外部サポートの検討

しかし、前述のように中学生になると保護者の方が勉強を教えるのは難しくなる場合も多いです。その場合は塾や家庭教師も検討してみるのがよいでしょう。

まとめ

夏休みは、お子様の学習と成長にとって重要な時期です。学校の課題をしっかりと終わらせるだけでなく、弱点克服にも力を入れることが大切です。お子様の年齢や学年に応じて、適切なサポート方法を選びましょう。低学年のお子様には保護者の方が積極的に関わり、中学生になったら自主性を尊重しつつ、学習環境の整備などでサポートしていくのがよいでしょう。特に受験生は、この夏休みを最大限に活用することが重要です。英語や数学といった基礎が重要な科目には特に注意を払い、必要に応じて塾や家庭教師などの外部サポートも検討してみてください。

せっかくの夏休み、お子様にとっては遊びたい気持ちもあるでしょうし、部活動は夏休みでも行われているところも多いと思います。勉強は勉強、遊びは遊びと効率よくメリハリをつけて、有意義な夏休みにしていきましょう!