久留米附設中学の入試|令和9年度(2027年)日程と準備の進め方

久留米附設中学(久留米大学附設中学校)の入試を考え始めたものの、「いつ出願で、何を準備すればいいのか」「去年の結果はどのくらいだったのか」と、全体像がつかめずにいる保護者の方は多いのではないでしょうか。

この記事では、学校の公式サイトで公表されている情報をもとに、令和9年度(2027年)入試の日程と科目、過去3年の入試結果、出願までにすること、そして家庭での準備の進め方を順番に整理します。この記事は2026年10月時点の公式情報で書いています。出願の開始は12月1日、試験日は1月23日です。

偏差値や、出題の細かな傾向は、模試の会社や塾によって見方が異なるため扱いません。出題の中身は、ご家庭で過去の問題を実際に見て確かめてください。

令和9年度(2027年)入試の日程と科目

久留米大学附設中学校は、福岡県久留米市にある中高6ヶ年一貫教育の学校です。中学校は1969年(昭和44年)に設立され、2013年から男女共学になっています。

令和9年度の中学入試について、公式の「生徒募集要項」ページに載っている内容を表にまとめます。

項目 内容
募集定員 160名
受験資格 令和9年3月小学校卒業見込の男女(女子は自宅通学が可能な者に限る)
出願方法 インターネット出願
出願期間 令和8年12月1日(火)10:00 〜 12月22日(火)23:59
入学検定料 22,000円
入学試験日 令和9年1月23日(土)
合格発表 令和9年1月26日(火)Web上で発表
入学手続 令和9年1月26日(火)〜 2月2日(火)必着
合格者招集 令和9年2月6日(土)

久留米大学附設中学 令和9年度入試の日程

試験科目と配点・試験時間は次のとおりです。

科目 試験時間 配点
国語 60分 150点
算数 60分 150点
社会 45分 100点
理科 45分 100点
合計 — 500点

日程で気をつけたいのは、受験するかどうかを、試験のおよそ1か月前の12月22日までに決めて、出願を済ませる必要があることです。試験当日は8時55分までに入場し、9時10分から国語、10時30分から算数、昼食をはさんで12時30分から社会、13時35分から理科の順に行われます。合格発表(1月26日)の当日から入学手続の期間に入り、2月2日必着で手続を進めることになります。受験を決めてから慌てないよう、年内のうちに「いつ・誰が・何を」するかを家族で共有しておくと安心です。

内容は年度ごとに更新されることがあります。出願前には、公式の募集要項そのものをご確認ください。

では、この学校の入試は、これまでどんな結果だったのでしょうか。次は、公式に公表されている過去3年の数字を見てみます。

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過去3年の入試結果から読み取れること

公式サイトの「入試結果・合否」ページには、過去の年度の結果が載っています。令和6年度から令和8年度までの3年分を並べてみます(新しい年度が左です)。

項目 令和8年度 令和7年度 令和6年度
志願者数 604名(男324・女280) 654名(男371・女283) 845名(男573・女272)
公式表の倍率 3.8倍 4.1倍 5.3倍
合格者数 217名 211名 233名
合格最高点 427点 401点 407点
合格最低点 304点 267点 301点
合格者平均 336点 305点 330点
受験者平均 283点 245点 271点

出典は学校公式サイトです。点数はいずれも500点満点での実点です。

表の「倍率」は、公式の表に載っている値です。志願者数を募集定員160名で割った値と一致します(学校は算出方法を示していません)。受験者数に対する合格者数の比ではない点にご注意ください。この記事では、独自の倍率計算はしません。

この表から言えることを、2つ挙げます。

1. 志願者数は年度によって大きく動いている

令和6年度の845名から、令和7年度は654名、令和8年度は604名と、志願者数は年ごとに変わっています。この数字だけで来年度の志願者数を予想することはできません。「去年は少なかったから」と判断するのではなく、毎年の入試を一つひとつ準備する、という姿勢のほうが現実的です。

2. 合格最低点は年度で動く

合格最低点は、令和6年度が301点、令和7年度が267点、令和8年度が304点でした。3年の中だけで見ても、最も低い年と高い年で37点の差があります。受験者平均も、245点から283点までの幅があります。

つまり、「何点取れば合格」と決まった線が毎年あるわけではないことが、表から読み取れます。最低点が動く理由までは、表からは分かりません。過去の最低点は参考にはなりますが、「この点数を取れれば大丈夫」という目標としては使いにくい、という点にご注意ください。

表の数字を追うよりも、500点満点の試験でどの科目にどれだけの比重があるかを知り、日々の学習の配分を考えることが大切です。

数字の読み方がわかったところで、次は、出願までに保護者が動いておきたいことを順番に見ていきます。

出願までにすること

出願開始は12月1日です。それまでに、保護者がやっておきたいことを順番に整理します。

1. 資料を手元にそろえる

学校案内と生徒募集要項は、学校の事務室の窓口で受け取るか、郵送で請求できます。請求の方法は、公式サイトの「資料請求」ページに載っています。郵送の場合は、切手を貼った返信用封筒などを同封して申し込む形です。封筒の大きさや切手の金額、窓口の受付時間などは変わることがあるため、請求の前に公式ページで最新の案内を確認してください。令和9年度の生徒募集要項は、すでに公表されていて、公式サイトからPDFでも見られます。

まずは募集要項を読み、受験資格・科目・日程・出願方法の4点が、お子さんの状況と合っているかを確認しましょう。募集要項とFAQによると、寮は男子のみで、女子は自宅から通学できることが受験の条件です。遠方にお住まいのご家庭は、募集要項の寮生の案内とFAQをあわせて確認しておくと安心です。

2. 出願の段取りを決める

出願はインターネットで行います。募集要項には、手続きの流れと注意点が次のように書かれています。

  • 出願サイトへのリンクは、11月下旬に学校のホームページに置かれる
  • 出願の手続きでは、顔写真のデータをアップロードする
  • 入学検定料(22,000円)は、出願締切の12月22日までに支払いを済ませる。締切日までに支払わない場合は、出願が取り消される
  • 受験票は1月5日(火)から印刷できる。学校からは発送されないため、自宅などで印刷して試験当日に持参する。受験票は合格者招集の日にも必要
  • 出願にあたって、調査書や成績証明書は不要

締切が近づいてから始めると、入力の誤りや支払いの手違いに気づいても直す時間が足りなくなります。出願期間の前半のうちに、支払いまで済ませる計画を立てておくと安心です。

3. 過去の問題を手に入れる方法を確認する

公式サイトの資料請求やFAQのページでは、過去問の入手方法についての記載を確認できませんでした。入手方法は、通っている塾に聞くか、附設中学校の事務室に問い合わせて確認してください。過去の問題を実際に見るのは、後で述べる科目ごとの準備のうえでも欠かせない作業です。

4. 2月以降の予定も頭に入れる

合格発表は1月26日(火)で、Web上で発表されます。入学手続は1月26日から2月2日(必着)、合格者招集は2月6日(土)で、募集要項には保護者同伴で出席するよう書かれています。この期間の前後に、他の学校の入試日程が重なる場合もあります。複数校の併願を考えているご家庭は、日程を一覧にして、どの日に何があるかを家族で共有しておきましょう。

さて、日程と段取りが見えたら、次は「何を、どう勉強するか」です。公式に示されている情報から、科目ごとの考え方を整理します。

関連記事:福岡の中学受験|令和9年度の日程・学校の種類・準備の進め方

科目ごとの準備の考え方

出題について募集要項に示されているのは、科目・試験時間・配点と、「国語については作文・聞き取り問題を含むことがあります」という注記です。ここからは、その範囲で言えることを軸に、準備の考え方をまとめます。

配点から言えること

500点のうち、国語と算数が各150点で合計300点、社会と理科が各100点で合計200点です。国語と算数の2科目で、全体の6割を占めています。

だからといって、社会や理科を後回しにしてよいというわけではありません。ただ、学習時間をどう配分するかを考えるとき、国語・算数の比重が大きいという事実は、ひとつの判断材料になります。

試験時間から言えること

国語と算数は各60分、社会と理科は各45分です。限られた時間の中で、文章を読み、考え、答えを書くことになります。過去問に取り組むときは、時間を計り、本番と同じ配分で解く練習をしておくと、時間の感覚がつかめます。

国語・算数・社会・理科、それぞれの準備の方向性

出題の細かな傾向は、年度によって変わる場合があり、塾や出版社によって見解も異なります。この記事では断定せず、準備の方向性を示すにとどめます。

  • 国語:読解の練習だけでなく、自分の言葉で書く練習を日常的に取り入れていきましょう。募集要項には、国語で作文や聞き取りの問題が出ることがあると書かれています。学校が公開している「国語聞き取り」の案内では、放送による朗読は1回だけで、メモを取りながら答えてよいとされています。出るかどうかは年度によるため、どちらの場合でも慌てないよう、話を聞いてメモを取る練習も取り入れておくと安心です
  • 算数:計算の正確さと、考え方を順序立てて整理する力が土台になります。苦手な単元は早めに(今が小6なら今月のうちに)洗い出しておくと、直前期に慌てずに済みます
  • 社会:知識の整理が中心になるため、地理・歴史・公民を、時期を分けて計画的に復習していく方法が取り入れやすいでしょう
  • 理科:実験や観察の内容を、言葉で説明できるように整理しておくと、知識が定着しやすくなります

過去問は、一度解いて終わりにしないことが大切です。解いたあとに、間違えた問題をノートに整理し、同じ種類の問題を別の日にもう一度解く。こうした「やり直し」が、点数につながりやすい学習です。

科目の準備を進めるには、毎日の土台となる家庭での過ごし方も欠かせません。次は、その進め方です。

関連記事:小学生算数の苦手克服!「速さ」をマスターして中学受験も乗り越えよう!

家庭での学習の進め方

受験まで時間が限られているからこそ、毎日の学習の「型」を決めておくことが大切です。

1日の学習時間を決め、固定する

学習量の多さよりも、毎日続けられるリズムが土台になります。学校や塾の宿題、復習、過去問の時間を、曜日ごとに固定しておくと、「今日は何をやるか」で迷う時間が減ります。

直前期ほど「睡眠」と「生活リズム」を優先する

試験当日は、朝9時10分から国語が始まります。この時間に頭が働くよう、12月頃から朝型の生活リズムを意識していくと安心です。遅くまで勉強するより、決まった時間に寝て起きるほうが、集中力の維持にはつながりやすくなります。

保護者の役割は「管理」より「見守りと整理」

お子さんの学習に保護者がどこまで関わるかは、悩ましいところです。計画表づくりや、過去問の点数の記録、日程の管理は保護者が手伝えますが、解き方の細部まで口を出すと、親子の関係が張りつめやすくなります。

おすすめなのは、点数そのものよりも、「どの問題で、なぜ間違えたか」を一緒に整理することです。保護者が答えを教えるのではなく、「どこで迷ったの?」と聞く役割に徹するだけでも、お子さんは自分で原因に気づきやすくなります。

また、年度によって合格最低点が動くことは、先ほど表で見たとおりです。数字に一喜一憂しすぎず、「今日の復習をやりきったか」という、日々の積み重ねを一緒に確認する姿勢が、お子さんの安心感につながります。

家庭だけで進めるのが難しい部分は、塾や家庭教師の力を借りる選択肢もあります。最後に、その使い分けを整理します。

関連記事:中学受験生にベストな睡眠時間は?必要な睡眠時間と睡眠不足のデメリットとは

塾と家庭教師の使い分け

久留米附設中学のような学校を目指す場合、集団の塾に通っているご家庭も多いと思います。その場合でも、家庭での学習が追いつかない部分を補う手段として、家庭教師を使う方法があります。使い分けの考え方を整理します。

塾が得意なこと

  • 受験の情報や日程の管理がまとまっている
  • 同じ目標を持つ仲間と学べる
  • 模試などを通じて、全体の中での位置を知る機会がある

家庭教師が得意なこと

  • お子さんの理解度に合わせて、個別に進められる
  • 塾の授業で分からなかった部分を、質問して確認できる
  • 記述の答案を一緒に見直し、書き方の相談ができる

塾に通いながら、「ここだけは個別に見てほしい」という部分を家庭教師で補う、という使い方もできますし、塾に通わずに、家庭での学習の進め方を家庭教師と一緒に組み立てる方法もあります。お子さんの性格や、今の学習状況に合わせて選ぶのがよいでしょう。

九州家庭教師協会の小学生コースの内容と料金のページには、中学受験対策の案内もあります。久留米市にお住まいの方は、久留米市の家庭教師のページで、対応の内容をご覧いただけます。久留米市以外の福岡県内にお住まいの場合は、福岡県の対応エリアから、お住まいの地域をお探しください。志望校や今の学習状況は、相談の際にお伝えください。

「今の勉強の進め方で合っているのか」「どこから手をつければよいか」と迷ったときは、受験を決める前の段階でも、一度相談してみると、頭の中が整理されることがあります。

関連記事:中学受験直前の悩みを解決!転塾vs家庭教師 最適な選択で志望校合格へ

まとめ

久留米附設中学(久留米大学附設中学校)の令和9年度(2027年)入試について、公式サイトの情報をもとに整理しました。ポイントは次のとおりです。

  • 試験は4科目・合計500点で、国語と算数の配点が大きく、国語には作文・聞き取りの問題が含まれることがあります
  • 過去3年の結果を見ると、志願者数も合格最低点も年度によって動いています。「この点数なら大丈夫」という線は、表からは読み取れません
  • 出題の細かな特徴は、過去の問題を実際に解いて確かめるのが近道です
  • 家庭学習は、毎日続けられるリズムと、睡眠・生活リズムの安定を土台にします

最後に、これからの日程をまとめます。

  • 2026年10月〜11月:学校案内・募集要項の入手と確認。11月下旬に出願サイトへのリンクが学校のホームページに置かれる
  • 令和8年12月1日(火):インターネット出願の開始
  • 令和8年12月22日(火)23:59:出願の締め切り(入学検定料の支払いもこの日まで)
  • 令和9年1月5日(火):受験票の印刷ができるようになる
  • 令和9年1月23日(土):入学試験(8時55分までに入場)
  • 令和9年1月26日(火):合格発表(Web上)。同日から入学手続
  • 令和9年2月2日(火):入学手続の締め切り(必着)
  • 令和9年2月6日(土):合格者招集(保護者同伴)

日程は、年度によって変わることがあります。出願の前には、学校公式サイトの最新の募集要項をご確認ください。

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