2023年1月16日

こんにちは!九州家庭教師協会です。
2023年になって2週間とちょっと。新年も明けてお正月気分も抜けてきた頃だろうと思います。
さて、中学生・高校生のお子様にとっては約1か月後には学年末テストが待ち構えています。
学年末テストは「1年で最も重要なテスト」
お子様はテストの準備には取りかかっていますか?
「まだ全然・・・。だって1か月も先のテストでしょ?」保護者の皆様はそう思われるかもしれません。
では学年末テストが「1年で最も重要なテスト」と呼ばれている事はご存じでしょうか?
少し極端な言い方になりますが、例え1学期、2学期の結果が良くなかったとしても、学年末テストの結果が良ければ、学年全体の評定を逆転させる事も可能なのです!
昨今の入試においては受験の点数はもちろんですが、内申書の評定も合否を決めるうえで大きなウエイトを占めています。試験日時点の成績だけでなく、普段の成績や学習態度も含めて総合的に判断されるということですね。
学年末テストの成績はどのように評価される?
例えば以下の中学2年生の2人のケースを見てみましょう
■Aさんの成績
1学期テストの点数…85点
2学期テストの点数…75点
学年末テストの点数…45点
■Bさんの成績
1学期テストの点数…55点
2学期テストの点数…50点
学年末テストの点数…85点
やや極端ですが、中学2年の評定ではどちらの評定が上がったと思いますか?
・・・正解はBさんです。
2学期まではAさんの方が高い評定を取っていましたが、学年末テストの結果を受けてAさんは逆に学年全体の評定が下がってしまった可能性もあります。
学年末テストの出題範囲は3学期に学んだ内容だけではなく、その学年全体で学んだことが出題範囲になります。
つまり、学年末テストの結果は「その1年で学んだことがしっかり身についているか」を問われているといってもいいでしょう。
この場合、最終的に「その1年で学んだことがしっかり身についている」と判断されたのはBさんになります。そのためBさんの評定は上がりやすくなります。
逆にAさんはその時その時では学習内容を覚えていたのですが、学年全体を振り返ると「学習内容がしっかり定着しているとは言い難い」と判断されやすくなります。
高校入試においては入試の合否判定に1年生・2年生の内申結果も加味されるところがほとんどです。
学年末テストの重要性がおわかりいただけたでしょうか。
学年末テストの準備はどうしたらいい?
範囲も広い学年末テストはできるだけ早い段階で準備しておくのが大切です。
お子様にも1学期や2学期、今までの定期テストの問題や冬休みに出されていた宿題なども解き直して、自分はどこが苦手なのかを再確認するように促しておきまょう。
学校の定期テストは模試とは違い、ひねった問題が少ないので、定期テストの復習をしっかり行っておくことは基礎を定着させるという意味でも重要です。
また授業で配られたプリント等も重要。基本的には授業で学んだこと以外からは出題されないからです。
プリントをぐちゃにしてしまっていたり、失くしていたりするお子様にはこれを機に整理整頓を意識するように伝えましょう。
終わりよければすべて良しという言葉がありますが、学年末テストはまさにそんなテストです。
一年で最も重要なテストはこれまで以上に頑張って、1年の終わりを最高の点数で締めくくりましょう!
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