「一夜漬け」・・・おそらく好き好んで行う人は少ないかと思います。
時間がなくて、今までサボっていて、などやむにやまれぬ理由で一夜漬けする人が多いかと思います。
今回は一夜漬けは本当に有効な勉強法かどうか、一夜漬けのメリット・デメリットを見ていきたいと思います。
一夜漬け
一夜漬けはテスト前などに徹夜で試験勉強などを行うことです。当然ながら学習効率のいい勉強法とは言えないのですが、やむにやまれず一夜漬けをしないといけないような状況になった場合はどうすればいいのでしょうか?
一夜漬けのメリット
一夜漬けのメリットとしては時間のない中でもできることでしょう。
逆に言えばそれ以外のメリットと言えるメリットはあまりないかもしれません。
それでも一夜漬けしないといけなくなった時には、
こまめに睡眠をとることを意識してください。
睡眠不足では翌日のパフォーマンスも下がってしまいますし、学習したことの定着もなされなくなってしまいます。
また、五感を活用して、あらゆる刺激を取り入れることも意識してください。
眠気防止の意味もありますが、何かを覚えるには五感を活用したほうが記憶力が向上するというデータもあります。
一夜漬けのデメリット
こちらはたくさん列挙できると思います。
寝不足のため、翌日のテスト本番に集中できなくなる
徹夜明けの体は疲労が蓄積された状態です。そのために集中力が大幅に低下してしまいます。
おまけに睡眠は三大欲求の一つとも言われる非常に大きな欲求の一つ。
テストに集中するより、眠気が襲ってきて試験どころじゃなくなることもままあります。
計算問題などでケアレスミスが増える
上記のこととも関連しますが、集中できないために計算問題などでケアレスミスが増えて逆に得点が下がってしまうことも。
平常時に見返したら信じられないような低レベルのミスを連発していたというケースもとても多いです。
長期記憶ができない
一夜漬けは定期テストなど範囲の決まった目の前の差し迫った試験には有効な場合もあるかもしれませんが、睡眠によって記憶を定着させないと2時間後には70%、8時間後には90%以上の記憶が失われるとも言われています。
受験などで求めれるのはしっかり定着した長期記憶。長期記憶を養うには、何回も繰り返すことと、質の高い睡眠をしっかりととることです。
一夜漬けの危険性
また、一夜漬けには次のような危険性もあります。
例えばこまめな睡眠をとろうとして、一時的な仮眠のつもりが翌日まで寝過ごしてしまったりする事例は多く聞きます。
一夜漬けしないためには
出来れば避けたい一夜漬け。デメリットの多い一夜漬けをしないで済むようになる最善の方法は日ごろから勉強の習慣をつけていくことが大切です。
そして、学校の宿題以外にも復習の時間を設けて、とりこぼしを防ぐことが大切です。
テスト前にあわてて詰め込むやり方では、いずれボロが出てきます。
毎日少しずつでも机に向かって勉強に取り組む習慣をつけていきましょう!