「接続詞」について、すでにまとめの解説をしていますが、ここでは「時の接続詞」に特化した解説をしていきましょう。時の接続詞は1番良く使われる基本となる接続詞です。また、時制のルールなど、気をつけなくてはならない点もあります。
さらに、それぞれの使い分け方・特徴もしっかり把握し、正しくスムーズに使えるようにしたいですね。
【こんな生徒におすすめ】
・時の接続詞一覧を知りたい
・時の接続詞の使い方、使い分けについて解説してほしい
・時の副詞節の注意点について教えてほしい
・時の接続詞の具体的な例文を確認したい
1. 時の接続詞一覧と使い分け方解説
英語の接続詞はたくさんありますが、時を表す接続詞は、慣用表現を除くと全部で7つあります。

①when「〜する時に」
I was practicing the piano when my father came home.
「父が帰宅した時、私はピアノの練習をしていた。」
時の接続詞の中で、一番基本の接続詞ですね。使い方もシンプルです。
②while「〜する間に」
Strike while the iron is hot.
「鉄は熱いうちに打て」(諺)
→チャンスが訪れた時に即座に行動をおこす方が良いという意味。
特に「間に、最中に」を意味し、while節内では、とりわけ”進行形”が良く用いられます。
I finished the task while my children were sleeping.
「子供達が寝てる間に、仕事を終えた。」
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③before「〜する前に」
Let’s get started before it gets dark.
「暗くなる前にはじめましょう。」

④after「〜した後で」
〈before⇔after〉
beforeとafterは「前と後」つまり、対義語ですね。
You can watch TV after you finish your homework.
「宿題を終えたらテレビをみていいよ。」
⑤since「〜以来」
主節の時制は、”完了形”になる場合がほとんどです。
また、since節内の時制は、”過去形”になります。
〈since + 過去形〉
Five years have passed since I moved to this town.
「私がこの町に越してきてから5年が経ちました。」
⑥until/till「〜までずっと」
untilとtillは、同じ意味・使い方になります。
〈sinceは「起点」、until/tillは「終点」〉
We decided to wait here until it stopped raining.
「私たちは、雨が止むまでここで待つことに決めた。」
「〜までずっと・・・し続ける」という、『継続』の接続詞になります。
⑦as「〜する時に、〜と同時に」
接続詞asにはさまざまな意味がありますが、「時」の接続詞としても使われます。
とりわけ、asの特徴は『同時性』にあります。
As he entered the room, there was a round of applause.
「彼が部屋に入ると、拍手喝采が起こった。」
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2.【注意点】時制のルールについて

時の接続詞には、「時・条件の副詞節は、未来の事は、現在形で表す」という時制のルールがありますので、気をつけましょう!
現在や過去の場合は、そのままで大丈夫ですが、未来の場合のみ下記のように気をつける必要があります。
・主節は未来形ですが、「時の副詞節」の時制は現在形にします。
Let’s go shopping when you are ready. (× when you will be ready)
「あなたが準備してできたら買い物に出かけましょう。」
・主節は未来形ですが、「時の副詞節」の時制は現在完了形の場合もあります。
I’m going to visit my grandparents after I have finished my examination.
(× after I will have finished my examination)
「試験が終わったら、祖父母に会いに行くつもりです。」
→「完了」の意味が入っているため、完了形となります。
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まとめ

「時の接続詞」は、以上ですが、基本的に意味での使い分けとなります。なので、訳し方で区別して覚えましょう。
また、時制のルールについては、重要な点になりますので、自分でしっかり判断できるように注意して使うことですね。
接続詞一覧を載せていますので、しっかり身につけて、その他の接続詞と合わせて、正しく使いわけられるようにしましょう。













