子供達が勉強などに集中できず、考えることをやめてしまうという、とても危険な現象が起こっています。福岡・熊本・佐賀・長崎・鹿児島・宮崎・大分を中心に活動している九州家庭教師協会がお子さんの考える力といった思考力を取り戻す方法を説明します。
 

やる気と考える力は同意ではない

お子さんが、勉強が嫌い・やる気がない訳ではないけれども、テストの解答用紙に答えを記入せず空白で採点されているのを最近見ることが増え、空欄のバツ印が気になる親御さんはいらっしゃいませんか。自分が知っている答えはスラスラ解くのに、分からないと思った問題に対してはタンパク且つノータイムで次の問題を解こうとするお子さんが増えています。
 
限りある時間で答えを埋めようとすれば、賢い方法となるかもしれませんが、解答を埋めた後、時間が余っているのにもかかわらず、もう一度分からない問題を解こうとしないお子さんが増えています。
これは、やる気がないのではなく、考えても仕方がないという、考えようとする思考力が低下していると言えるでしょう。思考力の停止は“考えない”を正当化してしまうため、表現力や判断力の低下を招いてしまいます。そうならないためにも、お子さんの正しい思考力を取り戻してあげましょう。
 

情報過多による“考えない”がまん延している

現代社会の文明の発展は、お子さんの“分からない”を簡単に教えてくれる、スマホやインターネットで検索することで、簡単に解答を教えてくれる環境が整っているのです。
 
GoogleやYahoo!といった検索エンジンが、いくつもの有益な情報を与えてくれます。悩む時間すら勿体ないと考える子が増えてきても不思議ではありません。大人でさえ考えずにインターネットで調べて終わらせ、思い出したり・考えることを放棄してしまう事もありますよね。
 
お母さんの手助けをするCOOKPADなどでは便利なレシピが多く載っています。《さしすせそ》の分量でさえ、自分で考えずに書いてある分量を、そのまま入れれば美味しいご飯が作れてしまう時代でもあります。そのため、お子さんが親の便利に使いこなすアイテムを見て真似することが原因でもあり、ごく自然な日常の流れなのかもしれません。
 
しかし、子供の頃から考えるのを止めてしまうのは、出来ないことや難しいことを自分の力で乗り越える力を身に付け、トライさせるチャンスすら捨ててしまっていることと同じです。それでは、これから起きるであろう、大変な人生を生き抜くすべを知らずに成長してしまい、それは同時にとても危険なことでもあります。
 
そのため、思考力をつけるために親御さんができる重要なことは、お子さんが失敗できる環境を作り与えること!失敗しないで欲しいのは親の里心でもありますが、失敗することで学び強くなることもチャレンジしたからこそ覚え、学ぶ感性です。そして、くじけそうなお子さんをフォローし助け舟を出すことで、お子さんの思考力アップや行動力アップにも影響していきます。
 

最後に

人の成長に欠かせない失敗や成功は、考えるからこそ生まれるものでもあります。勉強での失敗は1点2点の積み重ねです。将来、役に立つ勉強がどれだけあるかと言われれば、少ないかもしれません。しかし、お子さんの可能性を伸ばすためにも、思考力・判断力・表現力といった力を勉強から学ぶことで、自分の意思を伝えるコミュニケーション能力や行動力の原動力にもなります。
 
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