今回はお子様が受験やテストに抜けて自学自習することで、得られるメリットやデメリットについてお伝えします。
自主学習によって興味や関心を広げ、自己管理能力や計画性を向上させることができる一方で、注意しておきたいポイントもご紹介しています。
勉強へのやる気のわかないお子様や、自主学習のやり方、モチベーションが分からなくなっているお子様へ向けて、おすすめのコラムです!
自主学習で得られるメリット
メリット1.興味・関心を広げる
自主学習で得られるメリットは、自身の興味や関心を広げることができることです。教科書から得られる情報は、十分な知識を蓄えられる情報が欠けている部分もあります。歴史などであれば、登場人物の名前からどんなことが行われたかやその時代背景がどの様な物だったのかと言った部分をより詳しく調べていき知識を深める方法は、重要な勉強法にもなります。それらは直接学校のテストに必要がないことかもしれませんが、情報を詳しく調べる事で、記憶にも残りテストでの間違いも減っていきます。
メリット2.危機感が得られる
他にも、自学自習で得られるものは危機感です。危機感と聞けば、マイナス要因にも感じられますが、勉強において危機感を持って勉強することも重要です。参考書を何ページ取り組むや、漢字を何個覚える、数学の公式を間違えない様にするといった、自身で掲げたその日の勉強への取り組みが達成出来れば安心できると思いますが、もしも、課題をクリアできていなければ緊張感も生まれ、焦りが出てくることでしょう。
焦りは禁物だと考えることも出来ますが、逆に先生や塾の講師が教えてくれるから大丈夫といった甘えがあれば勉学に集中することは難しいですし、また聞いたからといってそのまま出来るものではありませんよね。自分で理解しなければ力にはならないため、自主学習で危機感を感じながら勉強することも自主学習の大きなメリットの一つとなります。
メリット3.自己管理能力・計画性の向上
さらに、さきほどのことと関連しますが、自己指導力の向上も自主学習の重要なメリットです。自らの学習目標を設定し、進捗を追跡することで、自己管理能力や計画力が向上します。また、深い理解の獲得も可能です。自学自習は時間と労力をかけて情報を探求することを促し、単に教科書や授業で得られる基本的な知識にとどまらず、テーマやトピックについて深く理解することができます。
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自学自習するデメリット
自学自習をする場合に生じるデメリットは、兎にも角にも甘えが原因になる内容となります。
自分を律することは大人でも難しいのは、誰しも体験して知っていることでしょう。
やる気は興味が持てる事であれば集中し意欲的になるけれど、興味が持てない物をなんとかしようとする場合は、どれだけ追い込まれている状況かを把握しなければなりません。
実際に、お子様にとっては成績が良い事が好ましいのは頭で分かりますが、大人になる事は漠然としていて未知の領域です。「今が楽しい」を優先してしまっても仕方ありません。
このような思いを抱くことなくお子様が自学自習する環境作りをサポートすることも、親御さんが考えなければならない大切なポイントになります。
甘えや誘惑への対処
先にも述べたように、甘えは自学自習における大きなデメリットの一つです。例えば、勉強時間中にスマホの利用やSNSで友達と交流などが挙げられます。これらの誘惑に負けてしまうと、勉強の効率が下がったり、学習の成果が損なわれる可能性があります。もちろん友達との交流なども大切な時間ではありますが、学習時間においてはそれらをシャットアウトすることが必要です。
自己制御の難しさ
自主学習では自分で勉強の進め方やペースを決める必要がありますが、これはお子様にとっても大人にとっても難しい課題です。特に興味を持たない勉強に取り組む場合、やる気を維持することが難しく、学習意欲が低下することがあります。この場合、自主学習のやる気を保つためには、目標や達成した場合の報酬を設定するなどして自らに対する動機付けを行い、スケジュール管理などの自己管理ツールを活用することが有効です。さらに、定期的な休憩や運動を取り入れることで、集中力を高め、自己制御力を向上させることができます。
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自主学習の時に注意したいこと
学習環境の整備
自主学習の効果を上げるにはまず学習環境を整えることが重要です。静かで明るい場所を用意し、学習に集中できる環境を作りましょう。また、スマートフォンや他の誘惑のあるものを学習時間中に制限することで、集中力を高めることができます。
興味関心の尊重
学習内容をお子様自身の興味や関心に合わせて選択することが重要です。興味を持てる科目や単元にこ取り組むことで、自主学習へのやる気や意欲を高めることができます。また、興味を持たない勉強に取り組む場合は、学習の重要性やそれが将来どういう利益につながるかについてお子様とともに理解し、モチベーションを維持する工夫を行いましょう。
目標設定と報酬システム
学習目標を設定し、達成した際には報酬を与えることで、やる気やモチベーションを高めることができます。報酬は小さなものでも良いですが、お子様にとって意義のあるものであることが重要です。これにより、自己制御力を強化し、学習意欲を高めることができます。
保護者の方が子供の自主学習をサポートすることで、デメリットを克服し、効果的な学習環境を提供することができます。
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自学自習するメリット・デメリットについてまとめ
自学学習が出来れば、なにも子供の時だけにメリットがある訳ではなく、社会人になっても重要な力となってくれます。自分が与えられた課題をしっかり乗り越え、最後までやり抜く力が備わるため重宝することにもなるでしょう。
宿題であろうと、大学生のレポートや社会人で与えられた仕事であろうと、甘えなく自身の力で乗り越えるための方法を探しクリアしていく事は、子供の内から伸ばせる能力でもありますので、自学自習への取り組み方は疎かにしない方が良いでしょう。