集中力の身に付け方!誰でも簡単にトレーニングできる方法とは?

勉強机に座っても集中力が続かない。テキストを開いても他の事が気になって、どこを読んでるのか分からない。そうなってしまうことがありませんか?

勉強机に座れば、集中できると思いがちですが、実は集中力を保つのは容易ではありません。自宅でもリビングでも、誘惑は随所にあります。静かな環境でならば、集中できると信じる学生や保護者も多いでしょう。しかし、視界の隅で動くものや耳から入る雑音が、集中力を奪います。ではそうすれば集中して勉強に打ち込めるのでしょうか?
今回はそのヒントと具体的なトレーニング方法を紹介します!

学生さんはもちろん、保護者の方も必見ですよ!

集中力は簡単に途切れる

集中力が途切れがちの学生

小さなことで失われる集中力

勉強机に座ってテキストを開けば集中できると思っていませんか。実は、勉強する上で、集中力を持続させて勉強するのはスゴく難しいことです。自分の部屋であろうと、リビングであろうと誘惑が多いんです。それなら、静かな環境であれば集中できると考える子も多く、図書館で勉強したら集中できるから大丈夫だと考えているお子さんや保護者の方もいらっしゃるでしょう。もちろん、それで集中できるお子さまであれば環境を変えるというのは有効だと思います。しかし、視界の隅で動くものや、目に入ってくるものも人間の注意力を奪ってしまいます。また、耳から入ってくるTVの音、家族の声などでさえ集中力を奪います。

カリフォルニア大学アーバイン校の研究によると、人が集中している間に邪魔が入ると、再び集中するまでに23分もの時間がかかってしまうという結果が出ています。
そのため、勉強机の上や周りには勉強に必要な道具のみを用意し、まずは集中できる環境づくりを大切にしましょう。

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ズーニンの法則を利用

ズーニンの法則のイメージ画像

また、だらだらテキストを眺めていても無駄な時間になってしまいます。まずは4分間で良いので、勉強に取り掛かってみましょう。アメリカの心理学者のレナード・ズーニン博士が提唱した「ズーニンの法則」では「最初の4分間だけ頑張ると、その後も続けてやる気が維持される」ということが提唱されています。

誰でも勉強や仕事を始める時に、最初の一歩が一番重く感じることがありますよね。でも、この最初の4分を頑張って乗り越えることで、脳が自然とやる気を出し、その後の時間も集中して取り組むことができるのです。この最初の4分間が脳にとっては大きなスイッチとなるのですね。詳しくは「最初の4分だけやればOK!「ズーニンの法則」ならやる気は後からついてくる!」を参照ください。

今回は集中力を高めるトレーニングをして、実際の自宅学習でも集中力を高めて取り組めるようにしていきましょう!

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集中力を高める勉強方法

最初は短い時間から始める

集中力を鍛えるには、徐々に慣れさせていくことが重要。突発的にやっても失敗することが多いので、勉強時間を少しずつ伸ばしていくというのが効率の良い集中力の高め方です。突然長時間の勉強を試みると、途中で気が散ってしまうことがあります。最初は短い時間、例えば15~30分から始めてみましょう。この時間内に集中して取り組むことが目標です。

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簡単な問題から始める

簡単な問題を解く中学生

難しい問題に取り組む前に、簡単な問題から始めることが重要です。簡単な問題を解くことで、やれた!という自己達成感や満足感を得ることができます。例えば、数学であれば基本的な計算問題から始めることで、自信をつけながら徐々に難易度を上げていくことができます。達成感や満足感が生まれると、さらに勉強への意欲や興味も湧いてきます。

リフレッシュも大切にする

リフレッシュしている中学生

勉強と休憩のバランスを保つことも集中力を高める秘訣です。ずっと勉強机に座りっぱなしでは、疲れが蓄積され集中力が途切れやすくなります。定期的に外に出て散歩したり、深呼吸をすることでリフレッシュしましょう。これにより、頭の切り替えができて新鮮な気持ちで勉強に戻ることができます。

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具体的な進め方

例えば、午後の勉強時間を30分に設定し、その間は机に向かって数学の問題集に集中します。最初は簡単な加算と減算から始め、次に乗算と除算の問題に進みます。問題を解いた後は、10分間の休憩を取ります。散歩したり、お気に入りの音楽を聴いたりして気分をリフレッシュさせます。このようなサイクルを繰り返すことで、集中力を徐々に高めていくことができます。

家で出来る、集中力を高めるトレーニング方法

何かを注意深く、見たりするだけの神父rなトレーニングでも集中力を鍛えることが出来ます。いくつか紹介しますね!

物を眺めて詳細を覚える

リフレッシュしている中学生

方法 : 部屋の中にある物や外の景色など、身の回りのものを選んでじっくり観察します。色や形、質感など細部まで注意を向け、できるだけ詳細に記憶します。数分間集中して観察することで、観察力や記憶力が向上します。

音を聴いて識別する

方法 : 部屋の中や外で聞こえてくる音を識別します。鳥のさえずり、車の音、風の音など、どんな音が聞こえてくるかを意識しながら集中します。異なる音を識別することで聴覚の注意力が鍛えられます。

自然の風景を眺める

自然の風景

方法 : 公園や窓辺などで自然の風景を眺めます。木々の動き、雲の流れ、鳥の飛ぶ様子など、自然の中の変化を観察します。これにより、自然界の微細な変化に敏感になり、集中力が向上します。

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誰でも簡単!集中力トレーニングの方法まとめ

集中して勉強している学生

集中力を高めるための方法はさまざまです。学習環境を整理したり、変えてみるのもその一つですが、勉強そのものの中身にも目を向けてみましょう。
最初に短い時間から始めること、簡単な課題から取り組むこと、そして定期的なリフレッシュを忘れないことが重要です。
例えば、30分の勉強時間を設け、その間は集中して課題に取り組み、その後は10分間の休憩をとるといったサイクルが効果的です。

さらに、物を注意深く観察したり、異なる音を識別したりする日常で出来る簡単なトレーニングも、集中力を鍛える手助けとなります。これらの方法を実践することで、自宅でも効果的に集中力を高めていきましょう!