勉強が面白くない!勉強を楽しくするための方法は?

「子どもが『勉強が面白くない』と言ってなかなか勉強してくれないんです」と悩む親御さんはとても多いです。勉強が面白くないのは、子どもさんのせいだけではなく、実は周りの環境に原因があることもあります。今日は勉強が楽しくなるような部屋作りのアイデアを3つご紹介していきます。

 

子ども部屋の環境作り

「勉強が面白くない」というお子さんの多くは、勉強にあまり集中できていません。学習机の周りにゲームや漫画が並んでいる状態では、誘惑が多く勉強しようとしても集中するのは難しいです。そんな時は、子どもさんの部屋を勉強が集中出来るような環境に模様替えしてみましょう。

・机の場所

机の置き場所は最も大切です。子どもが勉強に集中出来るための机の配置は、大きな窓の前に机を置かないことが大切です。窓際は明るいから目に優しいだろうと考えがちですが、あまりに大きな窓の横で勉強するのは逆に気が散ってしまいます。
勉強は集中してしたいものなので、窓の風景に気を取られないように、大きな窓から離れたところに机を置きましょう。

・机の上はスッキリと

机の上に勉強道具以外のものがごちゃごちゃとディスプレイしているようでは、誰でも気が散ってしまうものです。
机の上は基本的に何も置かないようにして、勉強するものだけをその都度出すようにしましょう。机の上にプリントが山積みになっている場合は片付けましょう。フィギアが飾られている部屋も集中できませんので、フィギア等は別のコレクション棚を作って収納するようにしましょう。

・理想は塾の自習室の机!

塾の自習室というのは、基本的に机が並んでいるだけです。シンプルな空間だからこそ、自分のやりたい勉強に集中して取り組むことが出来るのです。机周りにはライトを置くだけ、というくらいシンプルにしておきましょう。机の上に教科書を積み上げておくこともNGです。教科書や参考書類は、机の周りに専用の本棚を作ることをオススメします。
また1科目ごと勉強が終わったら机周りは一旦フラットに片付けるようにします。こうすることで、机も視覚的にリセットされるので気持ちもリセットされるのです。そして綺麗な机で次の勉強に入るようにするのです。
勉強するための環境は、まずは机からです。お子さんに机周りの片付けを習慣付けさせて、自分から気分を切り替えられるようにサポートしていきましょう。

睡眠のサポート

人間が集中することが出来る時間は限られています。集中力の度合いにもよりますが、一気に20分も集中すれば、一旦脳は電池切れになり集中力が低下します。そんな時無理をしてもなかなか集中することは出来ずに、頑張れば頑張るほど眠くなってしまうことも……。

あまりにも眠い時に勉強しても、記憶力も悪くなりますし体力的にもかなり消耗するので、勉強の効率は大幅にダウンします。眠い時に無理をして勉強を続けさせるよりも、一旦仮眠をとるようにアドバイスしてみましょう。

仮眠のサポートにピッタリなのがコーヒーです。
「眠るのにコーヒー?」と思うかもしれませんが、実は進学校などでは仮眠とコーヒーは上手に活用されています。コーヒーにはカフェインが含まれており、眠気覚ましの作用があることはよく知られています。カフェインの効果が現れるのは、コーヒーを飲んでからおよそ30分後です。仮眠の直前にコーヒーを飲んで、30分ほど睡眠を取ります。すると、ちょうど目覚める頃にカフェインの効果が現れ始めて、すんなりと目覚めることが出来るのです。その後カフェインの効果は4〜5時間続くので、試験前など集中して勉強したい時などはとても役に立ちます。

勉強中に仮眠をとることは、気分転換として脳を休めることも出来るので、その後の勉強の効率が大幅にアップするのです。
お子さんが眠そうだな、と感じた時は、コーヒーを飲んで仮眠をとるように促してあげて下さい。

外のワークスペースを利用する

休日や長期休み期間などは家にいる時間が長くなります。ずっと同じ部屋で勉強し続けるのは息が詰まってしまうこともありますよね。そんな時は外にあるワークスペースを活用するのも1つの方法です。

図書館などの自習室コーナーや学習室コーナーは、同じ目的を持った学生さんたちもたくさん集まっています。
「自分だけが勉強しているのではないんだ」ということもわかると、自然と励みになるものです。みんなで一緒に静かに勉強する環境は、勉強をはかどらせてくれます。

家で静かに勉強する日と、外のワークスペースを活用する日をどちらも活用出来るようになると、勉強する体制にもメリハリがつき楽しみになってきます。
家では自分の得意な科目を進めるようにして、図書館では調べ物もしながら苦手な教科を勉強するなど、それぞれの場所に合わせて科目を選んで勉強すると、満遍なく勉強がはかどります。

まとめ

~勉強するための環境作りは親ができる最大のサポート!~

どんなに親が「勉強してほしい!」と願っていても、勉強するのは子どもたちです。ですが、子どもたちが勉強したくなるようにサポートしてあげることが出来るのは、身近な親御さんが一番です。子どもが集中して勉強できるような環境を作ることは、親の仕事でもあります。そして子どもさんが勉強を続けたくなるように、自宅だけでなく外のワーキングスペースも活用していきましょう。
子どもは、環境が変わるだけで嬉しくなるものです。場所を変えながら勉強していく事も子どもにとってはちょっとした喜びです。
子どもが楽しく勉強し続けることが出来るように、親御さんもしっかりと体制を整えていきましょう。