【中1向け】方程式の解き方をやさしく解説!初めてでもわかる基本と練習法

方程式は、数学で重要な学習内容のひとつです。子どもが方程式を理解できるようになると、さまざまな学習内容の理解につながります。
中学1年生になると、多くの子どもが初めて「方程式」という学習に出会います。
「方程式って難しそう…」「どうやって解けばいいの?」と不安になる子も多いですが、基本をしっかり押さえれば決して難しいものではありません。

この記事では、中学1年生のお子様向けに「方程式の解き方」をテーマに、方程式の基本概念から解き方のステップ、練習法、そして親御さんができるサポートまで丁寧に解説します。

方程式とは何か?中1が最初に知るべき基本

まずは、方程式の基本を理解しましょう。

方程式とは、「未知の数(xなど)を含んだ式が=でつながっているもの」 です。

例:x + 3 = 11

この場合、「xにどんな数を入れたら=が成り立つか」 を考えるのが方程式の目的です。
上の例では、x=8を入れると成り立ちますね。

つまり、方程式とは 「隠れている数を探すための算数のパズル」 のようなものです。

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方程式を解くときの考え方

方程式を解く基本の考え方は次の2つです。

  1. 両辺に同じ操作をしてよい(=の左右を同じように扱う)

  2. xを1人にする(孤立させる)ことを目指す

【基本の解き方ステップ】中学1年生がまず覚える手順

方程式を覚える手順

基本を理解したら、問題を解く練習をしましょう。
問題を解く練習をすることで、解き方のパターンを身につけることができます。

ステップ1:移項(いこう)

例題:x + 3 = 11

両辺から「3」を引きます。

x = 11 - 3

答えは
x = 8

👉 ポイント:「+」をまたぐと「−」に、「−」をまたぐと「+」になるのが移項のルールです。

ステップ2:かけ算・わり算を整理

例題:2x = 10

両辺を2で割ります。

x = 5

👉 xの前にある数字をなくすために「逆の操作」をします。

ステップ3:複雑な式も少しずつ

例題:2x + 3 = 11

まず「+3」を移項

2x = 11 - 3
2x = 8

次に2で割る
x = 4

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よくあるつまずきポイント

  • 移項の符号ミス
    「+」が「−」に変わるのを忘れる。

  • 両辺同じ操作をしていない
    左だけ変えて、右を忘れる。

  • 暗算で飛ばして書かない
    途中式を省略すると間違えやすい。

👉 「書いて確認する」ことが最大のコツです。

練習で身につける「解き方のパターン」

方程式は「考え方」を覚えたら、とにかく練習することが大切です。

例題練習:

  1. x − 5 = 12

  2. 3x = 15

  3. 2x + 4 = 10

これらを解けるようになれば、基本はほぼマスターです。

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ご家庭でできるサポート方法

ご家庭でできるサポート方法

中1で方程式につまずくと「数学=苦手」と思い込む子も少なくありません。そこで親御さんができるサポートは次の通りです。

  • 子どもが解いた式を一緒に見て、「どうしてこうしたの?」と聞く
  • 間違えたら「ここを移項するとどうなる?」とヒントを出す
  • 正解したらしっかり褒めて、自信を持たせる

👉 親が解き方をすべて教える必要はありません。「一緒に考える姿勢」が大切です。

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まとめ|方程式は「ルールを守れば必ず解ける」

方程式が理解できた中学生

  • 方程式は「未知の数を探す算数のパズル」
  • 基本は「移項」と「かけ算・わり算の逆操作」
  • 途中式を丁寧に書けば、必ず解ける

「方程式 解き方 中1」で検索している方にとって一番大事なのは、最初に正しい考え方と解き方の型を身につけることです。

コツを押さえて練習を重ねれば、方程式は決して難しいものではありません。ぜひ今日から少しずつ取り組んでみましょう!