≪プロ家庭教師が教える≫中1の英語文法の苦手を克服!つまづきやすいポイントと対策法

中学1年生は、英語の文法の基礎を学ぶ大切な時期です。
ところが「頑張っているのに文法が理解できない」「テストになるとミスが増える」と悩むお子さんは少なくありません。

実は、中1が文法につまずくのはとても自然なことです。日本語と英語では文の仕組みが大きく異なるため、最初のうちは「なぜそうなるのか」が分かりにくいのです。だからこそ今の時期にしっかりと文法力を固めておけば、周りと差をつけることができます。

この記事では、中学1年生が英語の文法でよく引っかかるポイントを整理しながら、保護者がどのようにサポートできるのかを丁寧に解説します。冬休みや長期休みに、文法の理解を固めるきっかけにしてください。

英語の文法は、英語の基礎となる大切な部分です。
文法力を固めることで、英語の理解が深まり、リスニングやスピーキングなどのスキルの向上にもつながります。お子さんと一緒に、以下のポイントを意識しながら、英語の文法の勉強に取り組みましょう。

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中1 英語 文法が苦手になるのはなぜ?よくあるつまずきポイント

1. Be動詞と一般動詞の違いが分からない

  • I am a student.(=で説明)
  • I play soccer.(動作を表す)

「I am play soccer.」のように混同するのが典型的。
親御さんは「=で説明ならBe動詞、動作なら一般動詞」と簡潔に示してあげると理解しやすくなります。

2. 三単現のSを忘れてしまう

  • He plays tennis.
  • She likes music.

主語が「he, she, it」のときに動詞にsをつけ忘れるケースが頻発します。
疑問文・否定文ではsが消えるため、混乱が大きくなります。

3. 疑問文・否定文の作り方で混乱する

  • Do you play soccer?
  • Does he play soccer?
  • I don’t like math.

「Where you live?」と助動詞を抜かしてしまうなど、日本語の語順に引っ張られやすいのが特徴です。

4. 単数・複数、所有格の区別があいまい

  • This is a book. / These are books.
  • This is my book. / This book is mine.

複数形の -s を忘れたり、my と mine を使い分けられない子が多いです。

5. 前置詞や現在進行形が理解しにくい

  • in / on / at の違い
  • I am studying now.I studying now. と書いてしまう

「形の作り方を覚える」ことと、「実際の英文に触れる」ことの両方が必要です。

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文法の基本を理解するために親ができること

教科書・参考書で文法の基本を一緒に確認する

まずは基本を理解することが大切です。文法の基本を理解することで、応用問題にも対応できるようになります。
教科書や参考書を親子で一緒に読み、「これは=で説明している?それとも動作?」と確認しながら進めると理解が深まります。

ドリルや問題集で文法の練習を繰り返す

理解したら、問題集やドリルで練習しましょう。
特に「移行テスト」「穴埋め問題」など短時間で解けるものを繰り返すことで、正しい形が自然に定着します。

英語の文章を読みながら文法を体感する

文法の練習をすることで、理解した内容を定着させることができます。
問題集やドリルを解いて、文法の練習をしましょう。

英文を読むときに「文法を探す目」を持たせるのが効果的です。

  • 英語の簡単な物語やリスニング教材を選び、出てきたBe動詞や動詞の形をチェックする
  • 「これは三単現だから s がついているね」と確認する

読む・聞く中で文法を“使って体感”することが理解への近道です。

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子どもが苦手を感じているときのサポート法

  • 一緒に問題を解いて「どうしてそうなる?」と考えさせる
  • 正解したときは大げさに褒めて自信をつける
  • 間違えたときは「ここを変えれば正解になるね」とポジティブに修正する
  • スマホやタブレットの学習アプリを活用してゲーム感覚で復習させる

 ポイントは「親が先生になる」のではなく「一緒に考える伴走者になる」ことです。

サポートする際の注意点

  • 子どものペースに合わせて進める
  • 「なんでできないの?」ではなく「ここはどう思う?」と優しく声をかける
  • 子どもの意見や考えを尊重する
  • 勉強の時間・場所を整えて、安心して学べる環境を作る

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まとめ:冬休みは英語文法の“苦手リセット”のチャンス

中1の英語文法は、多くの子がつまずくポイントです。

  • Be動詞と一般動詞
  • 三単現のS
  • 疑問文・否定文の語順
  • 単数・複数や所有格の区別
  • 前置詞や進行形

これらを意識して、冬休みに少しずつ復習していけば、苦手を克服する大きなチャンスになります。

保護者の方が伴走し、子どもが「文法は分かる!できる!」と感じられるようサポートしていきましょう