中学1年生のうちにやるべき!「中1英語」最強の勉強の進め方4ステップ!

〜中1で英語を得意教科にしておく大切さ〜
2021年度の学習指導要領大幅改訂により、日本の学校教育での英語内容が明らかに難しくなりました。
そんな中、英語学習への取り組み方は、これまでと同じようにはいかなくなり、英語でつまづく生徒も増えているでしょう。
特に、小学英語が導入されたことにより、中学までにすでに覚えておくべき単語が600語程度ある前提で中学英語が始まり、さらに中学からの英単語数も大幅に追加されたため、覚えるべき語数が多くなりました。高校に入るとリーディング中心の勉強と並行して受験もありセンター試験から共通テストに変わった事から、レベルはますます上がります。
このような現状から、中学一年生の段階から英語の勉強において正しい取り組み方を身につけておくことが非常に重要になってきます。

1. 中1英語の勉強の進め方4ステップ!

中1英語は、なんといっても学校の勉強をしっかりこなしていく事です。
まず「教科書」とそれに伴う「ワークブック」を、身につけます。
ここでは、効果的な勉強の進め方についてしっかり解説していきます!今の自分の勉強の仕方において足りない部分があれば加えてより良い勉強法へしていきましょうね。

中1「教科書」「ワークブック」の勉強の進め方4つのステップ

具体的な「教科書」「ワークブック」の勉強の仕方を見ていきます。

⑴『新出単語・重要表現・英文法』をしっかり覚える
英語には二つの柱があります。それは、「単語」と「文法」です。
この二つの柱を常に維持している事が、英語上達の必須条件です。

⑵『本文』を読み込む
次にすべきことは、本文の英文を自力でスラスラ読めるようにします。
英語は覚える教科ですが、そこでみんなつまづきます。
覚えこむコツは、『音読』にある!
騙されたつもりで、本文を読み込んでみましょう。少しずつ読むことに慣れていき、それとともに英語力も伸びていくという素晴らしい効果が現れていきます。
テストではどこが出ても大丈夫なように、本文全体を読み込んでおくと、📖の穴がなくなりあらゆる問題に対応できるようになりますよ!

⑶『英文の和訳』をしていく
音読をしながら「和訳」もしていきましょう。
本文の英文を読みながら「意味」も同時に取れるようにしましょう。
意味の取れない箇所には、線を引いておき後で調べて確認します。

⑷『ワークブック』で定着させていく
⑴~⑶を進めていき、単元ごとに「ワークブック」で問題を解きましょう。
ポイントは「単元ごとに進める」ことです。ひとつひとつ区切って認識させていくことで、それぞれを正しく把握することができますので、問題に取り組む際にも、その単元を念頭に置きながら取り組み、教科書で学んだ知識をワークブックで定着させていくという流れになります。

英語の二つの柱「英単語」と「英文法」の覚え方とは?

多くの人が英語の勉強においてつまづくこの二つですが、ではどのようにすれば覚えられるのかについてを、解説していきます。

『英単語の覚え方』

単語を覚える事が英語学習のベースになりますが、ではどうすればきちんと覚えて自分のものにできるのか?ただ眺めていてもたくさんの語彙を身につけることをできませんので、覚えるためのポイントがあります。

⑴[発音]単語を言う →読めないものにはカタカナで読みを記入しましょう。
⑵[意味]意味を言う →単語一つ一つを見てすぐに意味を言えるようにしましょう。
⑶[スペル]書く →テストは筆記試験なのでスペルも正しく書けるようにしましょう。そのためには、漢字練習と同じ様に実際に手で書く事が必要となります。
⑷[暗記] →⑴~⑶のステップを踏んでから、「暗記」へ移ります。基本的には英単語を見てテスト形式で発音と意味を言えるかどうか、そして、意味を見て英単語を言いながら書けるかどうか、を繰り返していく事で頭にインプットしていきます。

『英文法の覚え方』

⑴「英文法」の基本は、「形」&「意味」!
英文法はひとつひとつが大切です。そして、ポイントとなるのは各項目の「形」と「意味」になります。なので、この二つをセットでしっかり覚え込む事が最重要課題となります。
(例) 例えば、中1英語で習う「現在進行形」の場合を見てみましょう。
・形→ be動詞 + 動詞のing形
・意味→「〜しているところだ」
この二つをセットでしっかりと覚えます。

⑵「使い方」を把握する
文法にはそれぞれ「使い方」がありますので、正しい使い方を学びます。
(例) 「現在進行形」の使い方
〈be + ing〉のセットで動詞として用います。
Sに合わせてbe動詞を変化させましょう。
※代表的な動詞のing形を、一覧で覚えましょう。
否定文は、be動詞の後にnotを置き、疑問文は、be動詞を文頭に置きます。

⑶「基本例文」で⑴~⑵をしっかり確認・理解する
文法はひとつひとつ例文と一緒に覚えてね!
各文法の解説には必ずそれぞれの「基本例文」が書いてありますので、この例文を用いて、具体的にどのように使うのかを確認・理解しましょう。
(例)「現在進行形」の基本例文
肯定文 She is playing the piano.
否定文 She is not playing the piano.
疑問文 Is she playing the piano?

2. 英語の定期テストで80%以上を目指そう!スケジュールの組み方

〜テスト勉強は、3週間前には始めよう!〜
まず、テスト範囲のわからない3週間以上前の期間には、日々の復習をコツコツしておきましょう。
テスト前になって詰め込むというスタイルは、非効率的です。
英語は、短期間で身につく教科ではないため、日々の積み重ねこそが、結果へつながるのです。

1. テスト3週間前〜2週間前

テスト範囲を全て確認作業をしましょう。やるべき範囲・内容を把握した上で、具体的な進め方の計画を決めます。この時期には、「教科書」を覚えていきます。先に解説した勉強の進め方で、単語・文法から本文の読み込みまで順にこなしていきましょう!

2. テスト2週間前〜1週間前

ワークを仕上げましょう。
テストが近くなってくるこの時期に、問題をこなして知識を定着させていきましょう。テスト範囲の問題を全てこの時期に終える事。
※間違えた箇所には、チェックを入れておきます。

3. 1週間前

この時期は最も大切です。無駄な勉強にならないよう、工夫して進めていきましょう。
具体的には、下記を行ってください。
・教科書の総復習
・ワークブックのチェックした問題のみ復習

4. 前日や直前には、《ファイナル・チェック》!

テストの前の日には何をすればいい?!
まず、前日に一気に無理して体調に影響を与えないようにしましょう。頭がスッキリしていなければ、身につけたものは発揮できません。
自信のない単語や文法の確認・復習しても間違えたままの問題を総復習!
前日や直前は、最終チェックをします。覚えきれなかった部分を、最終チェックで頭に入れるようにしましょう。

3. 英語の定期テストで高得点を取るためのポイント

〈英語の定期テストで高得点を取るためのポイントとは?〉
ここまで具体的な勉強の仕方とテスト勉強の進め方をお伝えしてきました。
次に、より高得点を目指したい人のためにポイントをまとめましたので、参考にしてみてくださいね!

〜基礎から応用へ〜
より高得点を取るには、基本問題から応用問題へレベルアップさせれば良いでしょう。具体的にどのようにして応用力をつけていくかみていきます。

①テスト範囲の新出単語・熟語・英文法を隅々まで覚え込む!
学校の定期テストだけでなくその他の資格試験や今後の英語学習のためには、基本とされている部分だけでなく、細かい情報までおさえておくと良いでしょう。また、テストで応用問題が出た時にしっかり対応できるようになるため、差をつける事ができます。

②学校のワークブックやプリントを繰り返し復習!
教科書の本文を読みながら和訳だけでなく和訳から英訳までもできるようにします。日本語から英文を書けるようになると、飛躍的な上達が実現します。

③学校以外の問題集にもチャレンジ!
余裕がある人は、学校以外の問題集を活用してみましょう。
同じ文法でも、問題集によりレベルの高い問題を載せているものがあるので、より幅広い応用力を養うためには、このような教材も勉強の一部として取り入れてみてください。

4. 親がすべきことは?

最後に、親としてどのように見守りながらできる事があるのかについてまとめました。参考にしてみてくださいね。

  1. 勉強がしやすい環境を与えてあげる
  2. 気をそらすようなスマホやゲームなどの管理をしっかりする
  3. 家庭教師や塾などのプロの力を借りる
  4. なにより、勉強することの必要性・重要性を示してあげる

「中1英語」最強の進め方まとめ

英語学習は、成果として出るまでに時間を要するのが特徴です。つまり、いいところどりのテクニックよりも、コツコツ精神がものを言う教科ということなのです。
工夫して取り組んでもなかなかうまくいかない場合は、家庭教師や塾などの力も借りてみるのもいいでしょう。教えてくれる先生によって、勉強はいかようにも変わっていきます。
まずは、今回の勉強法を取り入れて頑張ってみてくださいね!