中学生のための英語の成績が伸びる効果的な勉強法!中1〜中3&分野別に解説!

今回は、「中学生のための英語の勉強法」について、英語が得意な人から苦手な人まで中学生みんなに役に立つ勉強法〜テスト・受験対策まで、網羅してお話ししていきましょう。
小学生での英語は、英語に慣れ親しむ目的だったものが、中学生になるとリーディングがメインになります。そのため、難易度が上がり今までと同じやり方だとつまづいてしまうケースもあるため、

英語が好きな人・得意な人は、その調子でどんどん進めていってください。そして、一気にレベルが上がる高校英語・受験英語に備えましょう。
英語が苦手な人は、当然私たちにはそれぞれ得手不得手があり、好き嫌いもあるので、その部分が伸び悩みに影響を与えているでしょう。しかし、実際は、今の勉強法に原因がある事が多く、自分に合ったやり方や効果的な勉強の仕方を知り実践する事で、多くの場合、苦手から脱することができています。

大切なのは、いま、中学生の段階から英語の正しい・自分に合った勉強の仕方を知る事です。そのようにして、中学生で基礎固めをし高校入試を乗り越えて、さらに難易度の上がる高校英語においてもこの時に身につけた正しい自分に合う勉強法で取り組んでいけば、レベルが上がったとしてもつまづきにくく目標へとしっかり進んでいけるでしょう。

【こんな生徒におすすめ】
・中学生になってからの英語の勉強の仕方を教えてほしい
・英語が伸び悩んでいるので、中学英語の勉強法を知りたい
・英語のテスト対策の仕方を知りたい

1. 中学生の学年別英語勉強の流れとポイント

〈中学生学年別英語の勉強のポイント〉
学年別の英語学習の流れを見ていきましょう。また、それぞれの学年ごとの学習ポイントもおさえておきましょう。

中学1年

英単語・基本の英文をしっかり覚えて基礎固めをする時期

学習ポイント:600~700語の英単語・挨拶や自己紹介・be動詞と一般動詞・三単現のS・5W1Hの疑問文

中学2年

重要な英文法をしっかり覚えて問題を解けるようにする基礎から応用へ繋ぐ時期

学習ポイント:助動詞・未来形・接続詞・比較・受け身・文型

中学3年

高校入試問題・長文読解に取り組んで強化していく時期

学習ポイント:現在完了形・完了進行形/関係代名詞/間接疑問文/長文読解の要点をつかめる/高校入試リスニングに対応できる

2. 中学英語の効果的な勉強法(分野別)

次に、具体的な勉強法を、分野別に見ていきます。
その前に英語の勉強においてどの分野でも必ず意識して実践してほしいNo.1の勉強法があります。それは、『音読』です。

英語の最大の効果的な勉強法は、『音読』!

「音読」の力は計り知れない!
実は、英単語や英文を声に出して読むだけで英語力アップに絶大な効果があることを知っていますか?
言語習得は「音」から始まります。私たちも生まれてすぐ周りの言葉を浴びながら成長し、その次に文字へ移りレベルを上げていきますよね。
しかし、この事実を実際の教育現場では軽視されているのが現状です。
なので、私は生徒に英語指導をする際にこの点をはじめにしっかりと教えます。また、英語に伸び悩む生徒が音読を意識させていくことで顕著な英語力の成長が見られるだけでなく、苦手意識が軽減し、やる気がアップしていくという素晴らしい相乗効果が現れるのです。
なので、どの分野を勉強する際も「音読」を意識してみてください。何の道具も要りませんし、今すぐどこでも可能な非常にありがたい勉強法です!

音読の仕方
「アクセント」「イントネーション」「テンポ」を意識して読みます。
また、単語ひとつひとつを区切って読むのは言語として非効率的かつ不自然なため、身につきにくくなります。”意味のかたまりごとに”ポーズを入れつつ、一文を一気に読むようにしましょう。

分野別英語勉強法

まず、「英語の勉強の基本の流れ」を覚えてください!

  1. 英単語を覚える
  2. 英文法を確認・復習する
  3. 教科書を音読する
  4. 問題集を解いて、できない部分をチェックする
  5. できない部分だけを再度解くを繰り返して完璧にしていく

英語の『復習』の仕方と重要性
英語学習において、「復習」が鍵になります。英単語・英文法は、習ったものをその時に定着させるために復習を習慣に!先延ばしにしないようにしましょう。

1. 英単語

「発音・意味・綴り」をワンセットで覚え込みましょう!
英単語を身につけるには、単語帳を、定期的にこなす事が必須になります。
例文や熟語や重要表現まで、網羅してください。
また、単なる暗記として取り組んでしまうと楽しくなくなり非効率です。ひとつひとつ大切に、リズミカルに、楽しみながらインプットできる工夫をしてみましょう。そうすると、単語の勉強が苦痛でなくなり継続しやすくなります。

2. 英文法

英文法は単語と並ぶ、英語においての必須項目です。
英文法とは、覚えた単語の使い方と英文を正しく作るルールを学ぶものになります。
まず、単元ごとの解説と例文を学び、「形と使い方」を覚えましょう。
その後、その単元の問題を解いて実際に使い方を身につけていくという流れで進めてください。
現在完了形や関係代名詞は、少し複雑かつ文も長くなるために、つまづきやすい単元なため、注意が必要です。演習を通して、仕組みをきちんと理解しましょう。

3. 長文読解

長文読解、つまり”リーディング”は、今まで身につけてきた単語と文法の知識の総合確認をする分野になります。
長文読解をこなすには、「読む力」&「解く力」の二つの力を養うことになります。
長文読解の演習を単語・文法と並行して、習慣化しましょう。多くの読解経験を重ねることが、リーディング力をつけていきます。

4. 英作文

英作文問題は、難易度が最も高い問題形式になります。特に高校入試で出題される場合は、準備を早めに開始しましょう。
英作文で役に立つ文法(動詞・文型・助動詞・不定詞・比較)は、特におさえておくこと。
英作文は減点方式なため、なるべくミスを避けるため、自信のある知識を用いるようにしましょう。
また、習った文法を意識して使うようにしましょう。英作文の狙いは、学んだ英文法を正しく使えているか、にあります。
単語と文法の知識が足りないと、英作文はできませんし、また、英文を読む経験が少ないと英文を書くことはできません。英作文においても、基礎固めが大切なのです。

5. リスニング

リスニングの勉強は、学校や塾などでもあまり行わないため、自分で早くから始めておく必要があります。リスニングは、「耳慣れ」がポイントです。
設問を先にサッとみておきます。その部分を聞き取るようにして聞いていきましょう。
また、リスニングは言語技能としては高度です。耳だけで内容理解をしなくてはならないため、聞き取る力だけでなくそこからさらに場面を想像する力も必要になってきます。まずは、英語を聞き取れるように英語の音に慣れていきましょう。

3. 定期テスト対策法・英語が伸び悩んでいる場合の解決策

定期テスト対策

何と言っても、まずは定期テストで結果に繋げる事が中学生にとっての目標です。
また、目的が明確な方が勉強もしやすくモチベーションも上がります。
しっかり、テストで結果として発揮できるよう、下記の勉強法を参考にしてみてください。

①テスト範囲を早めに把握する
やるべき箇所を早めに把握しましょう。その分余裕を持って、計画的に勉強を進める事ができます。

②テスト範囲の英単語・英熟語・英文法を徹底して覚える
英語の基礎となる「単語と文法」は、定期テストでは限られたものを覚えればいいので、余す事なく隅々まで覚えてください。また、文法については、問題集も必ずやり終え、間違えた部分の復習も忘れずに。

③テスト範囲の教科書の英文をすべて音読・和訳・英訳する
この際に、学んだ英文法を確認してきちんと理解できているか、何の文法が使われているか、など、意味と合わせて確認しましょう。

④テスト範囲のワークブック(問題集)で、総合チェック
テスト対策勉強の締めとして、演習をすべてこなしましょう。ポイントは、できない部分の復習です。できない部分をできるようにする事を最後の目標にします。

英語が苦手・伸び悩んでいる場合

英語が伸び悩んでいる場合の具体的な壁となっているものは、下記のものが考えられます。

・覚えなければならない英単語数が多い
⇒英語の覚えるべき単語数は、学年が進むほど増えていきます。すべて覚えていくのは確かに簡単ではありませんが、単語を覚えるポイントを意識する事で頭に入りやすくなります。「英単語」の勉強法を参考に工夫してトライしてみましょう。

・英文法が難しい
文法は、確かにサッと身につくものではありません。また、なんとなくで解いていると必ず間違えてしまいます。つまり、しっかりと身につける必要があるという事です。各文法項目ごとの形と用法を、例文とともに、理解し覚えこんでいきます。
学校で習ったらすぐに復習をし、ひとつひとつ丁寧にこなしていく事がポイントになります。

・4技能(読む・聞く・書く・話す)をそれぞれ身につけるのが大変
英語、つまり言語には、4つの技能があります。この4技能をそれぞれバランスよく身につけていく事が、英語上達の鍵となります。
とは言っても、必然的に勉強とは1人で行う時間が圧倒的に多いため、「聞く・話す」といった相手の必要な技能については、なかなか伸ばしにくい傾向があります。
実際のテストにおいては、「読む」がメインになっているため、リーディングに重点を置いて勉強を進めていいのですが、入試でその他の技能を問う問題が出る場合は、早い時期から勉強を開始しましょう。
英語の勉強は、継続が結果に反映されるため、苦手な分野には特に早く開始してください。

Q. 英語の勉強時間は1日どれくらいしたらいいですか?
自分の生活や部活、その他の科目とのバランスによります。ポイントは、できる範囲で設定する事。また、長さより質が大切です。
毎日やる場合は、30分〜1時間、テスト前は1~2時間程度、
週に何日かの場合は、もう少し1日に取り組む時間を長めにしてみましょう。
自分に合うペースで決めて、大切なのはそのペースを継続していく事です。

まとめ

このように、中学生では、「英語の基礎」を固めて応用に対応できる準備をします。英語は、基礎が必須であり、この基礎を身につけておくことがさまざまな問題やレベルに対応する基盤となります。つまり、中学生にとって英語の勉強は非常に大切であり、これからの英語の学習にとても影響を与えるということです。
なので、中学生の間に、何となくではなくきちんとした意識を持って取り組んでいくようにしましょう!