大学入試で英語の面接を取り入れているところは限られていますが、総合型選抜入試などで用いる大学もあり、志望大学の入試で必要な場合は、「英語面接」ですので出来るだけ余裕を持って事前に準備と練習をしっかりして本番に臨みましょう。
【こんな生徒におすすめ】
・大学入試で英語の面接がある
・大学入試の英語面接の対策をしたい
・大学入試の英語面接でよく出るフレーズを知りたい
1 大学入試英語面接の評価ポイントとは?
大学入試の英語面接では、何をみられている?
〈評価ポイントは、大きく2つある!〉
⇒当然入試英語面接なので、まずは、「英語力」です。
⇒さらに、英語とはいえ面接なので日本語面接と同様に、「コミュニケーション能力」です。つまり、意思疎通力や何を考えているのか、という事ですね。
『英語力だけでなく話す内容や姿勢も当然重要だということを、覚えておきましょう!』
自分という人間性のアピール、学習意欲、情熱、真剣さ、なぜこの大学・学部を志望するのか、などをきちんと整理します。その上で、内容を全て正しい英語で用意して、さらにそれを英語でも面接官にしっかりと伝えること。
大学側が、この生徒に入学してほしいと思えるような面接になることが必要です。
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2 用意しておくべき質問内容とは?(英語質問フレーズリスト)

英語面接ですが、大学入試のための面接ですので聞かれる内容は基本的に一般的なものになります。英語で聞かれて英語で答えますので、聞き取れる・答えられるように準備をしておきます。ただ、自分の言葉として伝わるには、日本語でも内容を把握して、本番でブレないようにしておく必要があります。
用意した答えは、学校や塾、家庭教師の英語の先生などに添削してもらいましょう。
用意しておくべき質問内容
⚫︎志望動機・自己PR
⚫︎簡潔な自己紹介
⚫︎興味や関心事
⚫︎学業以外での活動
⚫︎今後の目標や将来の夢
英語質問フレーズリスト
⚫︎挨拶
Nice to meet you / It’s a pleasure to meet you, Mr. / Ms. …(はじめまして。)
My name is …(私は〜と言います。)
Thank you for your time today. (今日はお時間いただきありがとうございます。)
How are you today? (今日の調子はいかがですか?)
I’m fine / good, thank you. (How are you?に対して)
⚫︎本題
Please introduce yourself briefly. (簡単に自己紹介をお願いします。)
Could you tell me a little (bit) about yourself? (〃)
Tell me why do you want to enter our school? (なぜ本校に入学したいのか教えてください。)
What do you want to learn in our school? (あなたは本校で何を学びたいですか?)
Why do you choose to study your major? (なぜこの専攻を選びましたか?)
What do you know about this university? (あなたはこの大学について何をご存知ですか?)
How would you describe yourself? (あなたはどんな人間ですか?)
What are your strengths and weaknesses? (あなたの長所と短所はなんですか?)
What are your hobbies and interests? (趣味や興味があることは何ですか?)
Tell me about your experiences? (あなたの経験について教えてください。)
What are your long-term career goals? (あなたの将来の夢は何ですか?)
⚫︎その他
Do you have any questions? (何か聞きたいことはありますか?)
⚫︎答え方:例
※注意点…日本語と異なり、英語の場合Yes/No Questionに対しては、まず最初に「Yes / No」を言うように心がけましょう。その後に、詳細を続けてください。
I’m interested in (learning) 〜 because I’d like to be 〜. (私は〜を目指しているので、〜に関心があります。)
I think / suppose 〜. (私は〜と思います。)
Well, … (そうですね、) *即答できない場合などに用いる
⚫︎聞き取れなかったり分からなかった場合
Excuse me? (すみません)
Could you say that again(,please) ? (もう一度お願いします。)
※Could/Would you〜?「〜していただけませんか?」
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3 英語面接の心得と注意点

最後に、大学入試英語面接を無事突破するための心得と注意点です。
1.アイコンタクト、時には英語の伝わりにくさをカバーするためのジェスチャーも
→「敬意を表せる」「自信がないと思われない」という好印象をもたらします。人と話をする際は、当然の礼儀として、面接ではそういう部分もきちんと見せられるようにしましょう。
「アイコンタクト」については、面接官が外国人の場合特に意識した方が良いでしょう。日本人の場合は、強いアイコンタクトは避ける文化でもあるので、面接においてはあくまで日本人として自然な範囲で大丈夫ですが、やはり真剣なコミュニケーションの証として意識はして臨みましょう。
2.英語で話すことに慣れる
→事前に十分な準備と練習をしておきましょう。受験するところの面接について調べておくことは必須です。当日、慌てないように練習を重ね、落ち着いて答えられるようにします。頭で準備しただけでは、自然な言葉として出てきません。
言葉は英語になりますが、きちんと自分の言葉として内容を伝えられるようにします。また、英語を実際に話すことに口を慣れさせておくことはポイントです。
3.志望大学・学部についてリサーチ
→面接で一番大切な質問でもある「志望動機」をしっかり伝えられるよう、大学についての知識(歴史や教育理念など)や学部の特色などを、先に調べましょう。その上で、合格したらそこでやりたいことまでを、英語で準備してしておきましょう。
4.英語力+気持ちを伝えるコミュニケーション力
最初にお話ししたように、最重要ポイントは2つです。英語力を用いて、質問内容に対して真摯に対応しながら、その大学に入学したい気持ちや目標、そして自分自身の内面をいい意味でアピールできるかどうか、です。この2つの軸を見失わないようにしてください。
5.自信を持って話す前向きな姿勢
「アイコンタクト」のところでもお話ししていますが、自信がないと見られないようにしましょう。面接は緊張して本領発揮できないこともありますが、緊張することと自信がないことは別です。大学側としては、この生徒に期待したいという人が好ましいのですから、前向きな姿勢を心がけましょう。
6.自分らしさも大切に、自分をしっかりアピール
本音とかけ離れたようなウソはバレるので、あくまで準備した英語と自分らしさや本当の思いをしっかりと面接官に伝えるようにしましょう。真摯な姿勢は、相手の心を動かすでしょう。大切なのは、自分の内面をしっかりアピールする事です。
(注意点)
⚫︎聞き返しの繰り返しは避けよう
⚫︎同じ表現は出来るだけ避けよう
Q.聞き取れなかったり分からなかった時、どうしますか?
無言・沈黙はマイナス評価につながるので、”Could you say that again?” 等のフレーズも用いてきちんと聞き返しましょう。
ただ、何回も続くとよくないので、英語の質問を聞き取れるように練習を重ねて臨みましょう。
また、このような状況になった時も、落ち込んだりしないでむしろ逆手に取り、どんな時でも前向きである姿勢を見せられると好印象になりますね。
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大学入試の英語面接必勝法まとめ

英検の二次試験で英語の面接がありますね。受けたことがある人も多いかとおもいます。問題なども英語面接に含まれている場合を除くと質問内容は異なりますが、挨拶の仕方や聞き返しのフレーズなどの共通点はありますので、英語の面接の練習の一貫として受験するのもいいでしょう。
とにかく早めに準備に取り掛かる事で、合格率は上がりますので、今回お話ししたポイントや注意点を参考にして、頑張ってくださいね。












