“うちの子、どうして内申点が上がらないの？”――見落とされがちな３つの落とし穴とは？
「定期テストは頑張ってるのに、なぜか内申点が上がらない…」
「通知表を見るたびにため息…」
「もしかしてうちだけ？」と不安や焦りを抱えているご家庭は少なくありません。
“内申点”は高校受験のカギ――その重要性を知れば知るほど、「なぜ？」「何が足りない？」と頭を悩ませてしまうものです。
でも実は、多くの家庭が“ある３つの誤解”に気づかないまま、内申点アップのチャンスを逃していることをご存知ですか？
「その誤解って何？」「うちは大丈夫？」
気になった方は、この先を読まずにはいられないはずです。
“テストの点数＝内申点”じゃない!?――親が陥りやすい最初の誤解
内申点＝“テストの点数がすべて”と思い込んでいませんか？
もちろん点数も大事ですが、実際はそれだけではありません。
【誤解1：定期テストさえ取れれば内申点は上がる？】
現場の先生が口をそろえて言うのは
「テストの点だけで決まるわけではない」
という事実。
例えば――
・提出物やワークの「丁寧さ」や「工夫」
・授業中の「発言回数」「態度」「主体性」
・“授業への取り組み”や“日常のちょっとした変化”
こうした日々の“見えない努力”が、実は大きく内申点に響いているのです。
「じゃあ、どんなポイントが評価につながるの？」
続きを知れば、点数だけじゃない“内申アップのヒント”が見えてきます！
関連記事：内申点って何？学校生活でのやる気が、未来を変えるヒント
“先生との相性”で決まる？――家庭が見逃しやすい第２の誤解
よくある保護者の声――
「うちの子、先生に好かれてないから内申が低いのかも…」
「先生の好き嫌いで決まるって聞いたことがある」
【誤解2：先生との相性や“好き嫌い”で内申点は決まる？】
実際の評価基準は、
“公平・客観的な視点”でつけられていることがほとんど。
もちろん「先生も人間」ですから、印象やコミュニケーションがゼロよりは大事ですが、
評価は必ず「提出物」「授業態度」「課題への取り組み」「行動記録」など、証拠が残るものが中心。
むしろ「先生に好かれる」より「分からないことを聞きにいく」「努力の痕跡を残す」など、
“見える形”で積み重ねることが、内申アップへの近道なのです。
「えっ、うちの子、どんな“見える努力”が足りていない？」
その答えを次の章で詳しく解説します！
関連記事：中学生の学年末テストは受験への第一歩｜勉強をやる気にさせるご家庭でのサポート方法
“受け身”のままじゃもったいない！――“主体性”が評価につながる理由
最後の誤解、それは
「大きな失敗さえしなければ内申は下がらない」
「普通にしてれば大丈夫」
と考えてしまうこと。
【誤解3：“無難”＝“安定評価”と思い込んでいませんか？】
実は今、“受け身”の姿勢が最も評価されにくい時代。
先生は「自分から考え、工夫し、表現する力」を見ています。
●「手を挙げて質問した」「自分から意見を伝えた」
●「ノートやワークに“自分なりのまとめ”を書いた」
●「日々の課題に“＋α”をつけて提出した」
●「困った時は必ず相談した」
こうした“主体的な行動”が、通知表の「4」「5」を引き寄せているのです。
「うちの子、静かにしてるだけになっていない？」
今からでも間に合う“主体性アピール術”、その実践例を次で紹介します！
関連記事：うっかりじゃすまないかも？忘れ物と成績評価の関係とは？
“内申点の３つの誤解”を卒業！明日からできる内申アップ実践リスト
今すぐ家庭でできる「内申点アップ」のポイントをまとめました。
1．点数だけじゃなく“提出物・ノート・発表”にもこだわる
→「字の丁寧さ」「自分なりのまとめ」「感想や疑問」を必ず入れる
2．“自分から質問・相談”を週に1回は実践
→分からないところ、悩み、疑問を「自分で聞きにいく」だけで印象＆評価が上がる
3．授業中は“受け身”より“発信”を意識
→挙手・発言が苦手でも、「先生の目を見る」「ノートに自分の考えを書く」など小さなアピールを積み重ねる
4．家で“今日頑張ったこと”や“工夫したこと”を自己PRする練習を
→「どんな工夫をした？」「何を意識して提出した？」と家庭で振り返る
5．「見える努力」を意識して積み重ねる
→提出物の“工夫”や“気づき”は目立つ色や付箋で残す。定期的に先生に相談や質問も忘れずに。
「“内申点”で悩む家庭にありがちな３つの誤解」
――点数だけじゃない、先生との“相性”でもない、“無難”でも守れない。
“見える努力”と“主体性”こそが、今の内申点アップの必勝法。
今日からできる小さな行動が、お子さんの未来を大きく切り拓きます。
