be動詞と一般動詞、2つの動詞
『まず、be動詞と一般動詞の違いをわかるようにしよう!』
be動詞と一般動詞の違いを、今のうちにしっかりおさえておくことで、英文法の基礎を固めておく事が可能になります。また、この二つは、同じ「動詞」でも、その使い方は全く異なる為、使い分けを確実に理解しておく必要があります。
小学生〜中学生のうちに、英文法の名前を覚えましょう。今のうちに名前を身につけておかないと、高校入試や高校生に入ってから、授業での説明についていけなくなってしまいますので、各文法の名前をまず覚える事が、これからの英語学習においてのポイントとなっていきます。
そして、「動詞」は、英文法の中でこれから英語を勉強していく中で、最重要項目かつ品詞になることも、頭に入れておきましょう。
この「動詞」の知識と理解が、全ての英語学習をコントロールすると言っても過言では無いからです。
では、いまからこの2つの『動詞の種類』とそのうちの『一般動詞』についてを、詳しく解説していきますね!最後には、『基本動詞一覧』もつけていますので、レベルチェックに使ってみましょう。
【こんな生徒におすすめ】
・「動詞の種類」の基本を知りたい
・小中英語で学ぶべき「動詞の種類」の解説をしてほしい
・小中英語で学ぶ「動詞の種類」をわかりやすく教えてほしい
・be動詞と一般動詞の違いを教えてほしい
1. 「動詞」とは?

英語で「動詞」は”Verb”と言います。英文は、「動作をする人・もの」(主語)と「動作」(動詞)で構成されています。
〈主語 + 動詞〉:まず先に「主語」置いて、その次に「動詞」を置きます。
(注意点)
ひとつの主語につき、ひとつの動詞しか使えません!
関連記事:【小・中学生向け】3分でよくわかる!英語基礎「be動詞」の種類と使い方徹底解説
2.「動詞の種類」(be動詞と一般動詞)

「動詞」には、下記の2種類あります。
①be動詞 :「〜である・〜にいる」という意味の動詞
〈原形はbe〉
②一般動詞 :be動詞以外の全ての動詞
一般動詞の代表do「〜する」〈原形はdo〉をはじめとして、様々な動詞がある
※「原形」というのは、何も活用させていない元の形のことを言います。
基本的に、動詞は主語と時制に合わせて”活用” (形を変える事)させるため、原形のままでは使いません。また、辞書を引く際は、この「原形」で引くため「原形」を知らないと意味や発音を調べる事ができません。なので、動詞を覚えるときは、「原形」で覚えましょう。

関連記事:【5分で徹底解説】「動詞の原形」と活用必須の4つのパターンとは?
3.「一般動詞の使い方」( 三単現のS / 現在形・過去形・未来形 / 否定文・疑問文の作り方)

では、「一般動詞」の使い方について、しっかりおさえていきましょう!
①三単現のS
”「三単現のS」というルール”
主語が「三人称・単数・現在形」の3条件が揃った場合のみ、動詞の語尾にsをつけます。
※「三人称とは?」
人称の理解もとても大切です。曖昧な人は、ここでしっかり身につけておきましょう。
(1)一人称 →「私」(I)と「私を含むもの、つまり、私たち」(we)
(2)二人称 →「相手、つまり、あなた、あなたたち」(you)
(3)三人称 →「それ以外」(it, they, he, she)
《Sの付け方には、4パターン!》
He runs very fast. (単にsを付けるもの)
She goes to school by bus. (esを付けるもの)
Mike studies Japanese every day. (yをiに変えて、esを付けるもの)
Hanako has a nice desk. (不規則変化のもの)
⇒動詞により異なる為、三単現のSという項目で、おぼえていきます。
②時制(現在形・過去形・未来形)
《「時制」に合わせて、動詞の形を変えましょう》
『3つの基本時制』があり、それぞれの形を学習しましょう!
⑴「現在形」
まず、「今」のことを表すためには「現在形」を用いましょう。
「現在形」については、特殊な変化はありません。
ただ、ひとつだけ注意点があります。「三単現のSのルール」を守りましょう。
(例)
I watch TV every night. (私は、毎晩テレビをみます。) 変化なし
He watches TV every night. (彼は、毎晩テレビをみます。) 三単現のSを付ける
※watchは、語尾に”es”を付ける。
⑵「過去形」
「過去」のことを表すためには、動詞を「過去形」にする必要があります。
英語の過去形には、「規則変化動詞」と「不規則変化動詞」の2パターンあります!
❶動詞の語尾に(e)dをつけます。(規則変化動詞)
We hoped to go there. (私たちは、そこに行くことを望んだ。) -dを付けるもの
I watched TV last night. (私は、昨晩テレビをみた。) -edを付けるもの
Mike studied Japanese at school. (マイクは、学校で日本語を学んだ。) -yをiに変えてedを付けるもの
They stopped in front of the door. (彼らは、ドアの前で立ち止まった。) -語尾の子音字を重ねてedを付けるもの
❷不規則変化動詞
「動詞」によりさまざまな形に変化するので、「不規則変化動詞表」を用いて一気に覚えましょう。
I had a good idea. (私はいいアイデアを思いついた。)
You went to Kyoto last week. (あなたは、先週京都に行った。)
She ran away from the spot. (彼女は、その場から逃げた。)
⑶「未来形」
「これから」のことを表すには、動詞を「未来形」にしましょう。
〈will + 動詞の原形〉:動詞の形はいじらずに、直前にwillを置きます。
※主語・動詞に関わらず、形は同じなので、未来形は最もシンプルです!
I will buy a new dictionary. (私は、新しい辞書を買うつもりだ。)
We will meet at the station. (私たちは、駅で落ち合う予定です。)
③否定文・疑問文の作り方

「一般動詞の否定文」
〈do + not + 動詞の原形〉
: ”do not (don’t)”を、動詞の前に置きます。動詞の形は、原形になります。
(例)
I don’t play tennis. (私はテニスをしません。)
三単現S、過去形、未来形の否定文の形に気をつけよう!
※否定形には、短縮形もよく使われるので、どちらとも言えるようにしましょう。
Hanako doesn’t play tennis. (ハナコは、テニスをしません。)
「三単現のS」をdoにつけるため、”does not”となる。
We didn’t play tennis yesterday. (私たちは、昨日テニスをしなかった。)
「過去形」の場合、”did not”となる。
I won’t play tennis tomorrow. (明日はテニスをしません。)
「未来形」の場合、”will not”となる。
「一般動詞の疑問文」
〈Do + 主語 + 動詞の原形〜?〉
-〈Yes, 主語の代名詞 + do. / No, 主語の代名詞 + don’t.〉
: ”Do” を文頭に置きます。その後、主語、動詞の原形の順に並べましょう。最後に?を付ける事も忘れずに。また、答え方も、決まっているので覚えましょう。
(例)
Do they speak French? (彼らはフランス語を話すのですか?)
-Yes, they do. / No, they don’t.
三単現S、過去形、未来形の疑問文の形に気をつけよう!
Does he play soccer? (彼はサッカーをしますか?) -Yes, he does. / No, he doesn’t.
「三単現のS」がついた”Does”を文頭に出します。
Did you play soccer yesterday? (あなたは昨日サッカーをしましたか?) -Yes, we did. / No, we didn’t.
「過去形」の場合、”Did”を文頭に出します。
Will you help me? (手伝ってくれませんか?) -Yes, I will. / No, I won’t.
「未来形」の場合、”Will”を文頭に出します。
関連記事:【5分で100%わかる】動詞にsがつく条件とは?「三単現のs」完全攻略
4.「基本動詞」を覚えよう!(基本動詞一覧表)

「一般動詞」は、沢山の種類があります。
まずは、中学生までに覚えておくべき基本の動詞を、しっかり身につけておきましょう!
『基本動詞一覧表』*アルファベット順
- ask 「尋ねる」
- arrive 「着く」
- become「〜になる」
- begin 「始まる・始める」
- believe 「〜を信じる」
- break 「壊す・壊れる」
- bring 「〜を持ってくる」
- buy 「〜を買う」
- carry 「〜を運ぶ」
- clean 「掃除する・きれいにする」
- come 「来る」
- cry 「泣く・叫ぶ」
- cut 「〜を切る」
- die 「死ぬ」
- do 「〜をする」
- drive 「運転する」
- eat 「食べる」
- enjoy 「〜を楽しむ」
- feel 「〜を感じる」
- find 「〜を見つける」
- finish 「終わる・終える」
- get 「〜を手に入れる」
- give 「与える」
- grow 「育つ・育てる」
- happen 「起こる」
- have 「〜を持っている」
- hear 「聞こえる」
- help 「〜を助ける」
- hope 「希望する」
- keep 「〜を保つ」
- know 「知っている」
- learn 「〜を学ぶ」
- like 「〜を好きだ」
- listen 「聞く」
- live 「住む」
- look 「見る」
- love 「〜を大好きだ」
- make 「〜を作る」
- meet 「会う」
- move 「動く・動かす」
- need 「必要とする」
- open 「開く・開ける」
- plan 「計画する」
- play 「遊ぶ」
- put 「〜を置く」
- read 「読む」
- remember 「覚えている」
- run 「走る」
- say 「言う」
- send 「〜を送る」
- sing 「歌う」
- sleep 「寝る」
- smell 「においをかぐ・〜のにおいがする」
- speak 「話す」
- stand 「立つ」
- stay 「とどまる」
- stop 「止める・止まる」
- study 「勉強する」
- swim 「泳ぐ」
- take 「〜を取る」
- talk 「話す」
- taste 「味わう・〜の味がする」
- tell 「言う・伝える」
- think 「考える」
- try 「試す」
- use 「〜を使う」
- visit 「〜を訪れる」
- walk 「歩く」
- want 「〜を欲しい」
- watch 「〜を観る」
- work 「働く」
- write 「書く」
⇒さて、知っている動詞・知らない動詞はいくつありましたか?
「あ、知ってる!」というだけでなく、「発音」と「意味」を言えて初めてその単語を知っているという事になります。
単語を見てすぐに読めて意味を言えるように、鍛えてくださいね!
英語基礎『動詞の種類』まとめ
動詞は、英語の中で最も重要な品詞です。英語のレベルが上がれば上がるほどその大切さに気づいていくでしょう。
小学生〜中学生にかけては、基本動詞をしっかりおさえておくことが何よりのポイントになります。
特に英語に苦手意識があるひとは、動詞の演習を数こなしてみましょう。知らない間に、苦手意識も軽減していくのを感じるようになるでしょう。
「be動詞」については、別の記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでくださいね!













