英語の基本中の基本ルール『三単現のs』!
英語には、「英文法」といって特に英語を外国語として身につける上で最も重要な英語の使い方のさまざまなルールがあります。
その中でも、1番最初に習うものとして「三単現のs」のルールがありますね。
まだ、英語学習の最初の段階で習うルールなので、シンプルなものなのですが、曖昧なまま進んでしまっているケースも少なくありません。
そんな現状を受けて、ここでは、この『三単現のs、つまり、動詞にsを付ける場合』についてを、わかりやすくしっかり解説していきましょう!
【こんな生徒におすすめ】
・三単現のsの付け方について学びたい
・三単現のsのルールを知りたい
・三単現のsがわからない
1 動詞にsがつく「三単現のs」の条件

英語では、「三単現」という3条件が揃った場合、動詞の語尾にsをつけます。
※注意点 このルールが適応されるのは、「一般動詞」であり、「be動詞」には適応されないので、気をつけましょう。

「三単現」とは?
「三人称・単数・現在形」のことを指します。
「三単現」とは何を指すかを、まず、把握しましょう!
これらが自分で判断できないと、動詞にsがつく場合も判断できません。
「三単現」とは、下記の3つの条件が全て揃う場合を指します。
1. 三人称
人称には、「一人称」「二人称」「三人称」があり、この3つめの「三人称」が主語の場合が、「三単現」の第1条件になります。
⚫︎「私を含む場合」(IとWe)を、「一人称」
⚫︎「あなたを指す場合」(you)を、「二人称」
⚫︎「それ以外」(it, he, she, they)を、「三人称」*人も物も含まれます
※名詞の場合、下記のように瞬時に「三人称」と認識する必要があります。
ex. the book→it , the boy→he , Mary→she , books→they , the students→they , etc.
つまり、三人称=人・物含めた全ての「第三者」のことを指します!
2. 単数
英語では、数えられる物全て「単数」と「複数」に分けて、使い分けをします。
主語が、前者の「単数」である事が「三単現」の第2条件になります。
⚫︎1人・1つを、「単数」
⚫︎2人・2つ以上を、「複数」
ex. the book→単数 , books→複数 , I→単数 , We→複数 etc.
3. 現在形
英語では、「時制」(時を表す形)に合わせて動詞を変化させます。
基本時制というものがベースになっていて、「現在形」「過去形」「未来形」の3つがあり、このうちの「現在形」の場合が、「三単現」の第3条件になります。
⚫︎「今」の事→「現在形」
⚫︎「過去」の事→「過去形」
⚫︎「未来」の事→「未来形」
⇒では、これらの条件に当てはまる場合と当てはまらない場合を見比べてみましょう。
I play tennis. (Iは、一人称なので❌)
My brother plays tennis. (My brotherは、三人称・単数なので、現在形の場合は⭕️)
You play tennis. (youは、二人称なので❌)
My brothers play tennis. (My brothersは、三人称だが複数なので❌)
The teacher played tennis this morning. (The teacherは、三人称・単数だが、この文は過去形なので❌)
関連記事:【小・中学生向け】3分でよくわかる!英語基礎『動詞の種類』を完全解説!基本動詞一覧付き
2 「三単現のs」の付け方 (ルール)

次に、動詞の語尾に付けるsについてのルールを見ていきましょう。
実は、sの付け方には、下記の4パターンあります。
①-sを付ける場合(基本ルール)
ほとんどの動詞は、語尾に-sを付けます。
play→plays
work→works
like→likes
say→says
など。
②-esを付ける場合
動詞の語尾が、〈ss, o, x, ch, sh〉になっているものは、-esを付けます。
miss→misses
go→goes, do→does
fix→fixes
teach→teaches, watch→watches
wash→washes, finish→finishes
など。
③yをiに変えて-esを付ける場合
〈子音字+y〉で終わる動詞は、yをiに変えて、-esを付けます。
study→studies
try→tries
cry→cries
fly→flies
など。
④不規則変化動詞
下記の動詞は、形ごと変わります。
have→has
関連記事:【5分で徹底解説】「動詞の原形」と活用必須の4つのパターンとは?
「三単現のs」まとめ

動詞にsをつける「三単現のs」の付け方について、理解できましたか?
まず、「三人称の理解」、その次に、「sを付けるルール」を学んでください。
このようにして順番通りに学んでいくと、障壁にぶつからずにスムーズに理解できます。さらに、演習を通して練習を重ねると強化につながります。不安がある場合は、是非問題にもチャレンジしてみましょう。













