【最短で合格】英検3級|一次試験・二次試験の勉強法と対策を今すぐチェック!

英検3級は、英語基礎力が身に付いているという証明書

英検3級は、英語の基礎力の証明ちなる資格です。
中学生をはじめ、非常に多くの人が、英検3級合格を目指しています。

ここでは、英検3級の概要と、おすすめの試験対策法を紹介します!

【こんな生徒におすすめ】

・英検3級を受けようと思っている
・英検3級の勉強法・対策を教えてほしい
・英検3級合格のためのポイントを知りたい

関連記事:受けるだけでもこんなに良いことが!?〈英検のメリット〉2025年最新版

英検3級について

英語が脳裏に浮かんでいる中学生

レベル: 中学卒業程度
「身近な英語を理解し、使用することができる」

語数: 1,250~2,100語

一次試験

筆記試験(リーディング・ライティング)65分+リスニング約25分=計90分
リーディング・リスニングは、マーク式
ライティングは記述式

※2024年より、新形式となりました!
2024年度より、3~1級の問題の一部がリニューアルされましたので、該当する級を目指す方は、過去問は最新のものにしましょう。
高校入試などにも活用できるので、中学生は早めに英検3級の勉強に取り組むことをお勧めします。

二次試験

3級から、「二次試験」が登場します。
4~5級までと異なり、3級からは、一次試験と二次試験のふたつを合格しなければ、資格は取得できないということになります。
4級より試験時間も長くなり、ライティングとスピーキング(二次試験)も追加されます。
語彙だけでなく、文法項目も追加されますので、最新の3級対策用の教材を活用する必要があります。

2次試験(面接試験)約5分
面接官と1:1の、スピーキングテスト

合格率
正答率6割程度と予測されます

評価ポイント
答内容、発音、語彙・語法、文法、情報量、アティテュード(積極的にコミュニケーションを取ろうとする意欲や態度)

実施日
第1回:6月 (二次7月)
第2回:’10月 (二次11月)
第3回:1月 (二次3月)

ここからは一次試験、二次試験それぞれの詳しい勉強法と対策を見ていきましょう!

関連記事:【知らないと損】独学で英検に合格するための7つの勉強方法とは?

2 一次試験の勉強法と対策

英検の一次試験の対策方法

〈英検の勉強法〉
英検は問題形式が一定になっています。つまり、受験級の過去問と対策をきちんとできた上で試験に臨めば、誰でも合格を勝ち取れる可能性はあるということになります。そのためには、準備期間を余裕を持って確保して、学習計画を立てて実行することが大切になります。

〈英検勉強スケジュール〉
「英検3級の準備期間の目安は、3~5ヶ月」
試験対策としてスケジュールを立てることも大切です。
計画を立ててしまえば、あとはその通りに進めていくだけなので、勉強に集中できますね。
英検は年に3回(春・秋・冬)実施されます。
実施日を公式HPなどで確認して、逆算して計画を立てましょう。

一次試験の内容と対策

1.リーディング

大問1 短文の語句空所補充 (合格ライン: 9/15問)
単語7題・熟語5題・文法3題の順番で出題
【ポイント】
文全体や空所の前後で判断し、ここには時間をかけないようにしましょう。

大問2 会話文の文空所補充 (合格ライン: ⅗問)
会話特有の表現の理解
【ポイント】
提案・勧誘・依頼など典型的な会話特有の表現をおさえておきましょう。

大問3 長文の内容一致選択 (合格ライン: 6/10問)
A 掲示文
B 手紙またはEメール文
C 説明文
【ポイント】
Cの説明文は、複数の段落で構成されています。
「序論」「本論」「結論」と、段落ごとのトピックを把握することを意識してください。

大問4 Eメール (ライティング合格ライン: 6割)
相手からのEメールの返信
【ポイント】
相手からの2つの質問の解答をきちんと入れる事

大問5 英作文
QUESTIONに対して、自分の意見とその理由を二つ書く
【ポイント】
文章の構成が論理的になっているか、理由を二つ書けているか

2. リスニング

解答時間は、設問につき10秒

Part1 会話の応答文選択 (合格ライン: 6/10問)
※放送回数: 1
イラストを見て会話の状況を把握
【ポイント】
特に、最後の(3つめの)セリフをしっかり聞き取るように。それに対しての答えを選びます。

Part2 会話の内容一致選択 (合格ライン: 6/10問)
放送回数: 2
男女二人の会話の後に、質問があり、その答えを選びます
【ポイント】
対話の後の質問の疑問詞を聞き逃さない

Part3 文の内容一致選択 (合格ライン: 6/10問)
10題の英文と質問、それぞれ質問の答えを選びます
【ポイント】
英文が長めで複数の情報があるため、メモをとるとよい

関連記事:たった10分で合格を勝ち取る!英検対策「面接」必須フレーズ8選&合格ポイント

3. 二次試験の勉強法と対策

英検3級の二次試験が決まった中学生

英検公式ページより、バーチャル二次試験を練習できます。
事前に確認しておきましょう!

二次試験の内容と対策

面接時間5分/テーマ: 身近な話題
※6.5割程度で合格点(550点中、353点)

①入室
②面接官に面接カードを手渡す
➂面接官の指示に従い、着席
④氏名・受級確認・挨拶
⑤問題カードの受け取り
⑥問題カードの黙読(20秒)・音読
⑦問題カードに関する質問(パッセージ(英文)に関する質問) *問題カードを見ながらで大丈夫
⑧問題カードに関する質問(イラストに関する質問) *考える時間20秒
⑨問題カードを裏返す
⑩受験者自身に関する質問 No.5, 6
⑪カード返却
⑫退室

各ステップのポイント

No.4~5 受験者の身近な事についての意見などを問う質問
【ポイント】
動詞の形(時制)に気をつけましょう

⑥音読
【ポイント】
問題カードの黙読・音読の時に、内容をしっかり把握しておこう
音読に、時間制限はありません。焦らずに、相手に伝わるよう、はっきりと、カンマやピリオドのあとは、少し間を置いて、読みましょう。
大切そうな部分は強調して、内容に音で強弱をつけるのが、ポイントです。
わからない単語があったら、自分なりの英語(ローマ字読みなど)で必ず読みましょう。

⑦パッセージ(英文)についての質問
【ポイント】
名詞は代名詞に代えて、なるべく完全な文として答えよう

⑧イラストについての質問
【ポイント】
「What〜?または Why〜?の質問」
According to the passage,の後に、どちらかの質問がされます。
→What is he/she doing? (例)
答え方: He/She is 〜ing ◯◯.
→Why〜?の場合、本文の ”so” の前にある
答え方: Because〜.

⑩受験者自身についての質問
「普段の学校や家庭での生活、好きなこと、興味のあることなどの質問」
【ポイント】
シンプルにしっかり答えよう
「内容が正しいかどうかより、自分の意見を言えるかどうか」がポイント
ただ、単語と文法についてはなるべく正確に言えることは、基本です。
ex. ”What kind of sports do you like to play?”
-”I like to play basketball.”

合格・採点のポイントはこの3つ!

「音読」「質問への回答」「姿勢(attitude)」の3要素を重視!
特に、アティテュード(姿勢)を意識しましょう。
大切なのは、面接官とコミュニケーションを取ろうとする姿勢にあるのです。
慌てずに、自分の意見を、わかる英語で、正確な発音・相手に伝わりやすい言い方ではっきりと言いましょう!

「英検面接対策」については、こちらの記事もご覧ください!

関連記事:【最短で合格】英検2級|一次試験・二次試験まで《プロが教える最強 勉強法》

4. 教材と勉強法

英検3級に合格するための教材

どんな教材を買うべき?

英検3級単語帳、英検3級対策問題、予想問題、英検3級総合対策教本
英検3級に必要な知識・項目のみ網羅しているので、無駄のない勉強ができます。
英検用の問題集や単語帳は、たくさん出ていますので、自分に合うボリューム・レベルのものを最低一冊、やり終えましょう。

過去問は先にやる!
※英検公式ページに、過去3回分の過去問・サンプル問題が掲載されています。必ず、事前に確認しましょう!
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_3/

まず、過去問を解こう!
英検の新しい形式になった過去問を解き、問題と傾向の分析をまずは行います。
英検は、勝手に内容を変えることはないため、過去問を用いた対策はまずやるべき方法となってきます。
また、「時間配分」についても、事前に目安を決めておくことも忘れないように。

分野ごとの勉強法

「語彙(単語・熟語) は、”読みながら” ”意味を頭に置きつつ” ”書く”!」
⚫︎単語の意味をしっかり覚える!
⚫︎品詞も意識して覚える!
⚫︎例文も確認し、使い方も覚える!(*ライティング対策に直結します)
⚫︎熟語は、とにかくセットで覚え込む!

「文法は、下記の項目の基本問題をできるようにしておく!」
過去形、未来形、現在完了、疑問文の作り方、受け身、現在・過去分詞、不定詞、比較、関係代名詞、付加疑問文

「長文読解は、”音読” & ”スラッシュリーディング”で内容把握力アップ!」
⚫︎何と言っても「音読」!声を出して読むこと!(*スピーキング・リスニング対策にも直結)
⚫︎「スラッシュリーディング」で、英文構造を正しく把握!
〜スラッシュリーディングとは?
意味・文法のまとまり毎にスラッシュ(/)で区切り、視覚的に構造を把握しやすくして、読む技法。
⚫︎英語の長い文章を限られた時間内に読むため、一文ずつ丁寧に和訳せず、各段落ごとの趣旨を読み取れるように!

「英作文は、何より”正確さ”重視!」
「正しい英文を書く」ために必要な勉強とは?
⚫︎英文の構造を理解しよう!(*S V を忘れないように)
⚫︎英検のライティングはパターンがあるため、教材や過去問でパターンを覚えておこう!
⚫︎文頭・固有名詞は、大文字で始め、文末にはピリオドを書こう!
⚫︎単数形や複数形に気をつけよう!
⚫︎スペルミスに注意!
⚫︎英作文は減点法になるため、何かを書きましょう!(*わかる部分だけでもいいので「書く」事が、大切)
⚫︎間違っていると×になるので、自信のある語彙・文法を使ってまとめる!

「リスニングは、耳慣れで鍛える!」
⚫︎3/2は「対話形式」、つまり会話表現なので、会話表現を知っておく必要がある!
⚫︎読まれるスピードはゆっくりなので、慌てなくて大丈夫!
⚫︎英語特有の音・アクセント・読み方に慣れよう!
⚫︎質問の答えになる部分をしっかり聞き取れるように!

「スピーキング(面接)は、すぐ答えられるようにアウトプット練習を!」
⚫︎本番を想定して、シミュレーション練習をしておこう!
⚫︎当日までに英語を発する事に慣れておこう!
⚫︎事前に想定した回答やフレーズを覚えておく!
(*挨拶・質問の答え方・分からなかった時の聞き方)

関連記事:大学受験が有利に!高校生にオススメの英語資格3選と目的別比較リスト

5 合格のためにおさえておこう「定型フレーズ」!

英検の問題形式はパターン化されていますので、事前にしっかり準備して臨むことが前提とされています。
その準備の一環として、試験で必要な「定型文」も、覚えておきましょう。

1.会話表現フレーズ

How about〜?(〜はどうですか?)
May / Can I 〜? (〜してもいいですか?[
Long time no see. (お久しぶりです。)
My pleasure. (どういたしまして。こちらこそ。)
That sounds fun! (楽しそうですね!)

2.英作文フレーズ(テンプレート)

大問4 Eメール
Hi, 相手の名前
Thanks for your e-mail.
⑴自分の感想
⑵質問1への回答
⑶質問2への回答
Best wishes.
*メール内容に沿って、上記の順序で書きます。

大問5 英作文
QUESTION

⑴自分の意見 ex. I like….
⑵First, 〜. (ひとつ目の理由)
⑶Second, 〜.(ふたつ目の理由)

3.面接フレーズ

①入室時
”Hello!”
②問題カードの受け取りと返却時
”Here you are.” (どうぞ)
③着席するよう言われた時
”Okay, thank you.” (わかりました、ありがとうございます)
④”May I have your name, please?”と聞かれた時
”My name is 〜.”
⑤何か言われた時
(例)「〜してください」→”Alright.”/ ”I understand.” / ”Okay.”
⑥退室する時
”Bye. Have a nice day.” (さようなら、良い1日を)
⑦聞き取れなかった時
「もう一度お願いします」
”Pardon?” ‘
”I beg your pardon?”
”Could you say that again?”
⑧質問にすぐ答えられなかった時
”Let me see…”(ええと…) / ”How should I say…” (何と言えばいいのか) / ”This is a difficult question…” (それは難しい質問ですね) / ”Well…” (ええと…)

まとめ

英検3級は、必要とされる英語力は基礎レベルであるため、中学生中心にあらゆる英語学習者にとっての資格証明から勉強のモチベーションとして、さまざまな活用価値のある英語資格検定として、最も多く幅広い層の人に受験されています。
これから受験しようと考えている人は、これらの勉強法・対策を是非参考に、準備を始めてみてください。