【知らないと損】独学で英検に合格するための7つの勉強方法とは?

今回は独学で英検一発合格を叶えるための7つのコツについて教えますね!
※2024年度より、3~1級の問題の一部がリニューアルされましたので、該当する級を目指す方は、過去問は最新のものにしましょう。

【こんな生徒におすすめ】

・英検を受けようと思うので、対策・勉強方法を知りたい
・英検の勉強にどのくらい準備期間が要るのか知りたい
・英検の2次試験の勉強方法を教えてほしい

英検(実用英語技能検定)とは

まず、「英検(実用英語技能検定)」は、日本人による日本人のための唯一の英語資格試験です。そして、日本で最も受験者の多い英語資格試験です。
5~1級で、準2級、準1級合わせて、7つの級があります。

よって、内容は日本の英語教育に合った語彙・熟語・文法に重きを置いたものになっており、対策本もたくさん出てきますので、どの英語資格試験よりも、しっかり対策・勉強ができ、合格も勝ち取りやすいので、学生のうちに取得しておく事を、強くおすすめします。
受験の際に役に立つ他、就職の際にも履歴書で英語力のアピールに多いに使うことができますので、将来のためにも、ぜひ取れる時に挑戦してくださいね。
英検合格は、自分で勉強をしっかりすれば、1番難しい1級でも可能という事を知ってください。

ただし、

  • 英語に自信がなく勉強方法を見ても、自分では無理そうな人
  • 短期間で合格を勝ち取りたい人
  • ある分野だけ苦手でその対策を強化したい人

などは、プロの力を借りる事で、より効率的に勉強を進めていけます。

関連記事:受けるだけでもこんなに良いことが!?〈英検のメリット〉2025年最新版

1. 英検総合対策勉強方法

まずは、英検総合対策勉強方法を解説!

英検対策は、まず、英検・英語の共通する勉強方法があります。
問題形式は、基本的に全ての級で同じになっているため、級ごとの対策をというより、レベルが上がるにつれて、難易度・試験時間・3級以降ライティングとスピーキングが追加されるという形でボリュームがアップしますので、基本的には勉強方法は変わらないのです。
なので、基本の対策をしっかり実践し、レベル(受ける級)に合わせて追加の勉強をしていきます。

① まず、過去問を解こう!

英検の新しい形式になった過去問を解き、問題と傾向の分析をまずは行います。
英検は、勝手に内容を変えることはないため、過去問を用いた対策はまずやるべき方法となってきます。
また、「時間配分」についても、事前に目安を決めておくことも忘れないように。

② 英検に特化した対策本を!

英検用の問題集や単語帳は、たくさん出ていますので、自分に合うボリューム・レベルのものを最低一冊、やり終えましょう。

〈二つのアイテムをget!〉
❶英検用の単語帳を制覇しよう!
❷英検対策問題集を制覇しよう!

『単語と熟語の暗記』
ただ、暗記するのでなく、使える知識にするため、単語帳に書かれている例文や解説、派生語などの全てに目を通す事が、合否の差、他者との差を生みます。

『英文法の知識を固める』
英検は日本人のための日本人による英語資格試験のため、文法重視の日本の英語教育に合っており、文法力が大いに発揮できる唯一の資格試験です。
日本人向けの英検では、この文法の知識を活用させていきましょう。

③ 音読で声に出して言う!

「声に出して言う」ことを、癖にします。英語の習得は、5感でなされるため、またとりわけ言語は音を聞く・言うことによる習得率が高いので、これを意識するだけで、覚えやすくなるだけでなく、英検の試験でのリーディング、リスニング。スピーキングでも、プラスになります。普段から言っている人と、試験の時だけ言おうとする人と、どちらが有利かは、想像に足りるでしょう。

関連記事:英語の勉強に音読は意味がない?英語力を伸ばす「音読」の効果を徹底解説!

④ slash reading(スラッシュリーディング) で、英文構造を正確に把握!

「リーディング」ができるようになることは、英語の総合的な力の改善に繋がります。読めないものは、書けない、聞こえない、話せません。
特に長い文だと、全体の意味が掴みにくくなるため、このスラッシュリーディングが力を発揮します。文法の知識は当然必要なのですが、意味・文法のまとまり毎にスラッシュ(/)で区切り、視覚的に構造を把握しやすくします。
もし、読み取れない文に出くわしたら特にこの技法を活用してみましょう。

⑤ リスニング対策は、shadowing(シャドーイング)で鍛える!

普段から英文を耳で聞くことに慣れて理解できる人は、リスニング対策は難しくないですが、そうでない人は、耳慣れと問題対応力を養っておく必要があります。
試験対策なので、単に英語を聞き流していればいいと言うものではないので、気をつけてください。

〈shadowing(シャドーイング)とは?〉
音声を追いかけて真似して言うリスニング勉強法。
文字だけの勉強しかしていないと、ネイティブの言い方・話し方を理解できません。日本語と全く異なるアクセントと強弱の激しい英語、音が連結して繋がって聞こえる英語、など、聞いたことがないと聞き取れないのです。

⑥ Speaking(スピーキング) (面接)対策は、アウトプット練習を!

3~1級には、スピーキングテストも入ってきます。
アウトプットのスピーキングとライティングに関しては、自分の意見を日本語でも英語でも言えるようにする事が、基本の勉強法になります。
自分の意見をすぐに言葉にするのが得意でない人も日本人には多いですが、そんなに難しい事を言わなくてもいいし、もっと言えば、本当の意見と違ってもいいわけです。
英語資格試験で大切なのは、「なるべく正確に明確に相手に意見を伝えられる事」なのです。
練習も兼ねて、普段から声に出して読む・言う事を心がけると、有効的です。

■注意点
面接試験で気をつけたい点は、「考える時間は10秒程度しかない」という事です。

■合格ポイント
正確な発音・相手に伝わりやすい言い方・はっきりと言う

⑦ Writing(ライティング)のコツは、「正確さ」!

3~1級には、ライティングテストも入ってきます。「正しい英文を書く」ことを意識しましょう。
正しい単語、スペルミスに気をつける、正しい文法を使う、全体として正しい文構造(文型)で書くことが大切です。
また、英作文は減点法になるため、何かを書きましょう。間違っていると×になるので、自信のある語彙・文法を使ってまとめてください。わかるところだけでも良いのです。

関連記事:2026年最新版「高校入試英語」これだけは覚えておくべき!8つの英文法

2. 英検勉強スケジュール

英検に限らず、試験対策としてスケジュールを立てることも大切です。
計画を立ててしまえば、あとはその通りに進めていくだけなので、勉強に集中できますね。
英検は年に3回(春・秋・冬)実施されます。
目指す級・実施日を公式HPなどで確認して、逆算して計画を立てましょう。

下記、各級の準備期間の目安です。
ただ、受験者のその時の英語力により準備に必要な期間は大きく変わりますので。あくまで標準的な目安として参考にしてください。

3. 5級~準1級別対策

次に、級別勉強方法を解説しましょう!
級により、試験内容もレベルも少しずつ異なってきますので、自分の目指す級の対策も不可欠です。

5級対策

レベル: 中学1年生
語数: 300~600語

リーディング・リスニングがバランスよく構成されています。
全て選択問題なので、上記の総合対策をしておけば大丈夫です。

4級対策

レベル: 中学2年生
語数: 600~1,300語

リーディング・リスニングがバランス良く構成されています。
基礎的な語彙・文法の知識を、勉強しておきましょう。
全て選択問題なので、上記の総合対策をしておけば大丈夫です。

3級対策

レベル: 中学3年生・高校受験
語数: 1,250~2,100語

リーディング・ライティング・リスニングで構成されています。
英検3級以上になると、2次試験(面接)として「スピーキングテスト」も入ってきます。音読して質問に答える・イラストの描かれたカードをみて、質問に答えて、意見をします。
「スピーキング」は、アウトプット作業になるため、普段インプットの勉強に慣れている人は、ハードルが高くなりますので、必ず準備をして臨みましょう。

準2級対策

レベル: 高校2年生
語数: 2,600~3,600語

リーディング・ライティング・リスニングで構成されています。
面接は、3級と同じ構成です。
幅広い語彙・文法知識が求められるようになります。準備期間をしっかりとって、計画的に教材・勉強をやり終えること。

関連記事:【英語力のカギはリスニング】聞き取る力を上げて点数を伸ばす!

2級対策

レベル: 共通テストレベル
語数: 3,800~5,100語

リーディング・ライティング・リスニングで構成されています。
面接は、3級〜準2級と同じ構成です。

〈2級対策は、入試対策にも直結〉
英検2級は、レベル・内容共に、入試と共通しています。
なので、並行しての勉強は相互的にプラスになるのです。
その分、「入試対策標準レベル」の知識と理解力が必要なため、2級対策は十分余裕を持って取り組むことをお勧めします。

準1級対策

レベル: 難関大学
語数: 7,500~9,000語

リーディング・ライティング・リスニングで構成されています。
「語彙の数の多さ・日常会話よりも社会的関連の専門用語」
ボキャブラリーの難易度を二級より更に引き上げなくてはなりません。
面接内容も、難易度が上がります。
面接官との自由会話・4コマイラストの展開説明のナレーションとそれに関する質問に答える・カードに関する質問に答えて、自分の意見を言う。

〈準1級になると、難易度は非常に高くなる〉
2級から準1級になると、難易度が一気に上がるように感じる人が多いです。
実際、受験勉強までの英語の知識は多くの人が習得するため、2級までは保持している人は多く、準1級になると受験レベルよりも高くなるため、合格率もグッと下がります。
ただ、その分準1級を取得していれば、進学・就職・転職において、選択肢が広くなり、国際的な分野での活躍の場を得られる可能性も高めてくれます。
その分勉強に要する日数も長くかかると考えて十分な時間と日数を考慮してスケジュールを組んでください。
内容も、実践的なものになりますので、英字新聞やニュース番組を勉強材料として活用してみましょう。

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4. 英検の勉強法 Q&A

英検の勉強法についてよくある質問に答えます!

Q.英検対策に必要なテキストは何ですか?

目指す級のテキストを手に入れましょう。また、その級の単語・熟語帳も合わせて取り組む事。また、文法については、さらに、今お持ちの参考書・問題集があれば、それらも活用してください。ただ、英検の問題形式に合わせないといけないので、必ず英検対策問題集も取り組みましょう。

Q.英検2次対策は、いつ頃から始めたらいいですか?

1次試験終了後すぐに始められるようにテキストを準備しておく事。ただし、2次試験の面接の準備に時間がかかりそうな場合は、1次試験の勉強を少し早めに終えておき、その後に2次の対策も取り掛かれるように準備しておきましょう。

関連記事:大学受験が有利に!高校生にオススメの英語資格3選と目的別比較リスト

英検の勉強法まとめ

英検についての概要〜スケジューリング・勉強法について、理解できましたか?
英語の資格試験は他にもいくつかありますが、教材自体が英語のみであったりと、勉強に取り掛かる時点からハードルの高いものになりますので、やはり英検にチャレンジすること、資格を取ることは、あらゆる面であなたにとって役に立ちます。
TOEICなどのスコアタイプではないため、合格をすれば、ずっと保持できる点も、日本的であり、ありがたいですよね。
是非、これを機に目指す級に向けて、勉強スケジュールを立ててチャレンジしてみてください。