家で勉強できない!家での勉強を習慣づけるヒント(心構え編)

2018年05月13日

「いくら注意しても子供が家で勉強してくれない」「なんとか机に向かわせる方法はないか」そんな風に悩んでおられる保護者の方も多いのではないでしょうか。実は家庭学習の習慣づけには、子供だけでなく、「親御さんの意識」がとても大切なのです。
こちらの記事では、そのヒントについて解説していきます。  

勉強の習慣づけの重要性を自覚する

 子供に毎日机に向かうように言っている、とおっしゃる保護者の方は多いでしょう。
では子供に「なんで毎日勉強しなきゃいけないの?」と聞かれたときに、どう答えますか?
子供からの質問に、自信を持って答えられない方も多いのではないでしょうか。答えられない保護者の方、実は保護者の方自身も、毎日勉強することの意味、メリットをきちんと考えず、自覚していない場合も多いかもしれません。
 
「私は親から勉強の習慣をつけてもらった。だから目標の大学にも合格できたし、憧れだった企業に入れた。そして充実した今の生活がある」
このように、勉強の習慣がいい形で今としっかりつながっているということを認識し、子供に伝えられたら、その言葉には自ずと説得力が生まれるでしょう。
 
「1日30分ちょっとの勉強でも1週間で4時間、1ヶ月で120時間、1年だと1440時間、つまり60日の間ずっと勉強したことになる。同じ時間を遊んでいるのと比べてみて」
またこのように、具体的な数字で説明すれば、子供にも、勉強することのメリットが直感的に伝わるはずです。
大切なのは、親御さん自身が勉強の習慣づけの重要性を、表層的なものでなく、自分の実感として自覚しているかどうかです。  

勉強のための場所と時間を想定する

 勉強を「どこで」「いつ」するかということも大切です。特に勉強の習慣づけを意識する場合、この点はおろそかにはできません。人間は、基本的に社会や生活サイクルの中で生きていて、子供たちも同じです。そのサイクルの中に「学習」という項目を組み込むことで、机に向かうことへの抵抗感を減らしましょう。
 
子供の勉強場所として適しているのは、「リビング」「子供部屋」の2ヶ所です。リビングでの学習は小学校の低学年に向いています。子供が勉強している姿を間近に見ることができ、注意もできるので親も安心ですし、子供もわからないことがあればすぐに親に尋ねることができます。
 
一方、高学年になれば、生活の雑音から離れられ、また机やイスも勉強用のもので集中しやすい、子供部屋での学習が向いているでしょう。復習の時間については、各家庭の事情によっても違ってきますが、一番効率がいいのは下校してすぐや夕食前です。学校の授業、勉強のイメージがまだ残っているうちに机に向かえば、抵抗感も少ないでしょうし、効率のいい記憶にも有効です。
 
朝に強いお子さんなら、早朝の学習も健康的でオススメです。逆にやめた方がいいのは、夕食後や就寝前です。お腹いっぱいの状態や、眠気を我慢しての勉強は、記憶力、思考力が低下していて効率も悪くなります。このように、親御さん自身の生活スタイルも含め、子供にとって一番効率よく勉強できる「場所」と「時間」を想定し、提案することが大切です。  

子供のモチベーションに寄り添う

 子供にとって、勉強へのやる気、モチベーションが一番上がる時とは、どんな時でしょうか?
それは「褒められた時」「わからなかった事がわかるようになった時」です。これは大人にとっても同じですが、子供であれば、なおさらその気持ちは強いもの。だから、特に低学年のうちは、勉強ができた日には「偉いね、明日も頑張ろうね」と褒めることが大切なのです。
 
勉強の時間が終われば、ご褒美としておやつを与えるのもいいでしょう。ただその時も「賞賛の言葉とともに」ということを忘れないでください。
 
「わからなかった事がわかるようになる。」
それは学校や塾での教え方の問題ではないかと思われるかもしれませんが、小学校低学年レベルであれば、親の知識で問題の解き方はわかりますよね。
学校の授業の進み具合を把握しながら、与える教材を、やさしい問題から徐々に難しいものへとレベルアップすることで、学ぶことの喜び、達成感を感じることができるでしょう。そして、家庭で感じたその感覚は、学校での学習にも、いい影響となって現れるはずです。
 
また、これはプラスアルファの提案になりますが、子供が勉強している横で、親御さんも一緒になって勉強するというのも効果的です。英語などの語学や、資格のための勉強など、種類はなんでもいいのです。参考書の問題を解いて、答え合わせ。正解だったら「やったー、できたー!」と、子供に笑顔を向ける。
その笑顔から、子供は「できることの喜び」を感じてくれるかもしれません。 
 

勉強の習慣づけのまとめ

 
子供よりもまず親御さんの心構えが大切!
 
子供に家庭での勉強の習慣をつけさせるのは、確かに簡単なことではありません。そこで大切になってくるのは、「無理やりやらせる」のではなく、子供の目線に立って考える。一緒になって取り組むという、親御さん自身の家庭学習への参加意識です。子供の可能性を引き出すためにも、できることを考えていきたいですね。

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