皆さんこんにちは!「もう少し計画的に勉強を進めれば試験に間に合ったのに」「もっと高いレベルの学校を受験できたのに」と後悔される親御さんの声を時々耳にします。

行きたい学校がある、模試前に成績を上げておきたいなどという時は、しっかりと計画を立てないとなかなかうまくいきません。

今回は専門家の見地から勉強を計画的に進めるコツについてご説明したいと思います。

まずはスケジュールを確認しよう

計画を立てるにしても、がむしゃらに勉強の予定を入れてもあまり意味がありません。
とにかくぎゅうぎゅうにスケジュールを埋めている子供さんもいますが、結局スケジュールを達成できず体を壊してしまった子供さんもいました。無理のないスケジュールを立てることが重要です。

まずは、カレンダーとにらめっこをしてスケジュールを確認しましょう。
試験まであと一年あるのか、三カ月しかないのかによっても計画の仕方は変わってきます。
スケジュールを確認し、実質どれくらいの期間を勉強時間にあてられるのかを、なるべく具体的に把握しましょう。

やり遂げるべき勉強内容とボリュームを決める

次は、どの教科をどこまで勉強しなければならないかを具体的に決めます。
ここで大事なのが、勉強すべきボリュームを確定させるということです。

教科書一冊と言ってもどれくらいのレベルの問題が解けるまでなのかはっきりしません。
一番良いのは、この問題集一冊、参考書一冊など、勉強量が定まるように決めることです。
試験前の勉強なら、試験する教科の試験範囲に該当する問題をすべて解くなどと決めます。
本番の受験であれば、その受験校のレベルに合った問題集や参考書を選びます。

この時、あまり何冊も欲張って選んでもダメです。各教科で一冊選び、余裕があるならさらにレベルが高い応用編を買うのが良いでしょう。何冊も無理して解いたところで、あまり意味がありません。

勉強の仕方は人にもよりますが、まずは確実に一冊の問題集を解けるようにする方が良いです。

自分に合った参考書、問題集を選ぶようにしてください。

無理のないスケジュールを立てたら後はやるだけ!

各教科一冊、または二冊の問題集や参考書を選んだら、スケジュールに当てはめていきましょう。一日2時間、3時間の勉強で出来るのは何ページと具体的に当てはめて、手帳やカレンダーに書き込んで行ってください。

できれば、具体的に何ページから何ページまでと計画を立てることで、ごまかしがきかずスケジュールを立てる効果が得られます。また、毎週土曜日は予備日などと決めておくと、終わらなかった勉強や苦手だったところを重点的に繰り返せますからおすすめです。

最初は1週間とか2週間だけスケジュールを立てて、実行してみてください。その上で、このスケジュールはきつすぎるな、または、もっとできるなと思ったら、次のスケジュールを調整して立てれば良いでしょう。

スケジュールはずれていくものですから、その都度修正しながら進めていきましょう。

まとめ

勉強を進めていくうえで重要なのは自分で決めたスケジュールです。自分で決めることで責任は自分にあります。ですから、責任をもって自分で勉強を進めていけるようになります。
もちろん、家庭教師もスケジュールを決めるお手伝いをします。